Jリーグ サンフレッチェ広島

サンフレッチェ広島のスキッベ監督はかなりの名将?

ミヒャエル・スキッベ監督 写真:Getty Images

 J1リーグで現時点2位につけるサンフレッチェ広島のミヒャエル・スキッベ監督に対して、国内のサッカー掲示板で「サンフレッチェ広島のスキッベ監督ってめちゃくちゃ名将だよ」とスレッドが立ちあがり話題になっている。

 2021年11月25日に広島に就任したドイツ出身のスキッベ監督は、2022シーズンにそれまで低迷していたクラブをJリーグカップでクラブ史上初の栄冠に、また国内の三大大会全てにおいて3位以内に導いている。同年明治安田生命J1リーグの優秀監督賞を受賞した。

 同掲示板のコメント欄には「相手監督をきちっとリスペクトするところは立ち位置わかってるなーと思う」「ドイツA代表のヘッドコーチを務めてユース年代でエジル、ケディラ、ミュラーを発掘した実績の持ち主に何を今更」「叩かれない監督なんかいないよ。まあスキッベ欲しいクラブは多いだろう」などといった好意的な意見が寄せられている。

 一方で「新スタ完成して資金に余裕が生まれたのも大きい、スキッベになって強化部も補充から補強に変わってきた」「順位だけで判断するなら黒田のが名将と言うことになる」「試合が膠着状態になると腕を組んだまま思考回路が停止して地蔵になってしまうことが欠点なだけだよな」と、少し懐疑的な意見も寄せられた。

 そんなスキッべ監督は、選手時代にはシャルケ04(1984-1986)に所属したが、膝の故障により引退。引退後はシャルケやボルシア・ドルトムントでユース部門のコーチ・監督、セカンドチームの監督として実績を積み、1998/99シーズンには名門ドルトムントの監督に就任した。

 その後、ドイツ代表のヘッドコーチとして2002年のFIFAワールドカップやユーロ2004にも参加。さらにバイエル・レバークーゼンやアイントラハト・フランクフルト、ガラタサライ(トルコ1部)、グラスホッパー・クラブ・チューリッヒ(スイス1部)等の名門クラブを中心に監督として采配を振るってきた。

 広島での結果次第では、今後またヨーロッパの現場からオファーされる日がくるのかもしれない。