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旗手怜央、移籍熱望も「セルティックを混乱させる」レスター等3クラブ以上関心

旗手怜央 写真:Getty Images

 日本代表MF旗手怜央にはDF小林友希と同じく、スコットランド1部セルティック退団の可能性が浮上。岡崎慎司氏の古巣であるプレミアリーグ昇格組のレスター・シティを含めて、複数クラブが関心を寄せているという。

 旗手は2021シーズン終了後に川崎フロンターレからセルティックへ完全移籍。加入1年目から主力選手として活躍すると、今季もリーグ戦開幕から2試合続けてスタメン出場し、1ゴールをマーク。今月18日開催のスコットランドカップ戦でもFW前田大然のゴールをアシストするなど、好スタートを切っている。

 昨年夏に2028年6月までの複数年契約を新たに結んだ旗手だが、今年夏も移籍報道が過熱。英紙『デイリー・メール』は先月末に「レスターが高額オファー提示を検討」と伝えていた。

 すると、英メディア『ナショナル・ワールド』は19日にレスターからの関心を再度報じた上で「旗手は欧州トップレベルのリーグへの挑戦に前向きだ」とリポート。スペイン、イタリア国内クラブも同選手の獲得に興味を示しているという。

 一方でセルティックの専門サイト『Celtic are Here』は、MF三笘薫所属のブライトンがセルティック所属MFマット・オライリーの獲得に動いているという一部報道に触れた上で、「旗手のステップアップ移籍への思いは理解できるが、そのタイミングがセルティックを混乱させる。クラブは今、チームの安定性を確保しながら、主力選手の野望に対処し、誰も不満を残さないようにするという困難な課題に直面している」と主張。

 「セルティックで怪我のないシーズンを送り、UEFAチャンピオンズリーグで活躍すれば、レスターよりも良いクラブへの移籍が期待できる」と今夏残留を勧めたほか、欧州複数リーグの移籍期間が残り10日ほどであることを踏まえて、「時間は旗手に味方していない」と綴っている。