日本代表GK鈴木彩艶は、今年夏にベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)からパルマへ完全移籍。アビスパ福岡元指揮官でもあるファビオ・ペッキア監督のもと、今月17日のセリエA開幕戦でスタメン出場するか注目が集まる中、ブラジル代表FWエンドリッキ(レアル・マドリード)に匹敵するほどの有望株として脚光を浴びているようだ。
英メディア『スポーティングライフ』は16日に「今季の欧州リーグで注目すべき逸材」として、エンドリッキやスペイン代表MFダニ・オルモ(バルセロナ)ら7選手をピックアップ。鈴木について「彼は今年はじめに日本代表の正GKとして頭角を現し、AFCアジアカップでチームをベスト8入りへ導いた」とした上で、以下のように評している。
「鈴木はパルマでプロキャリアをスタートさせたジャンルイジ・ブッフォンと必然的に比較されるだろう。ブッフォン同じく、鈴木も背が高く、反射神経に優れており、1対1の状況でも恐れることなくアプローチする。しかし、鈴木はブッフォンと違って両足と両手を使った巧みなパスを強みとしており、この現代的なゴールキーパースタイルが、セリエA残留を目指すパルマにとって非常に重要になるかもしれない。鈴木はイタリアでブッフォンの最新の後継者となり、チームをセリエAに留められることを証明すべきだ」
また、記事では浦和レッズ在籍時にマンチェスター・ユナイテッドのオファーを拒否したことも紹介。「パルマへの移籍は、鈴木がヨーロッパのトップクラブの目に留まった初めての出来事ではない。昨年、彼はマンチェスター・ユナイテッドでのバックアップの役割を断り、多くの出場時間を確保するためにシント=トロイデンVV(STVV)への移籍を選んだ」と綴られている。
なお、パルマの専門サイト『パルマ・ライブ』によると、ペッキア監督は前日記者会見でGKの起用法について明言を避けたとのこと。「キックオフ1時間前になったら、選手たちは誰がスタメン出場するのか知ることになるだろう」と語ったという。
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