佐野海舟、マインツに順応も控えめ過ぎる？

　J1リーグ鹿島アントラーズからブンデスリーガ（ドイツ1部）のマインツに移籍したMF佐野海舟。7月14日に不同意性交罪で逮捕されたが同月29日に釈放された。その後はマインツのキャンプに合流し、チームへの適応は進み、プレー時間も長くなっているようだ。

　現地時間8月10日に行われたマインツとモンペリエ（フランス1部）とのプレシーズンマッチでは、マインツが3-1で勝利。同試合に60分間出場した佐野に対して、ボー・ヘンリクセン監督は「佐野はまだ控えめすぎる。彼は本当にいい選手だから、もっとボールを要求する必要がある。そのことも含め彼と話し合ってみるよ」と言及した。

　さらに同監督は「アグレッシブにプレーし、ピッチ上で十分に走り回っていたが、まだ彼のことをすごく理解しているわけではない」とも語っている。

　また、マインツの公式YouTubeで公開された同試合のハイライトとインタビュー動画のコメント欄には「今日の海舟はとても強かった。彼を楽しみにしています！」「私の見解では、海舟はとても良いプレーをした」「私はすでに彼のプレイスタイルが好きです」と、マインツサポーターから新シーズンに向けて期待するコメントが寄せられた。

　マインツで佐野は、ベンフィカ（ポルトガル1部）に移籍したMFレアンドロ・バレイロの後継者として期待されている。捜査の関係で合流時期が遅れたことから体力的な問題もあり、8月16日に行われるDFBポカール1回戦で出場するかどうかはまだ未定とのことだ。