かつて湘南ベルマーレに在籍していた日本代表FW町野修斗。今月10日のプレシーズンマッチでPKからゴールを奪うなど、ブンデスリーガ昇格組ホルシュタイン・キールでのレギュラー定着が期待される中、海外移籍での苦悩を語った。
同選手は2022シーズンのJ1リーグで13ゴールと結果を残すと、FIFAワールドカップ・カタール大会の日本代表メンバー入り。翌2023シーズンも19試合出場で9ゴールを挙げ、シーズン途中に湘南からキールへ完全移籍した。
そしてキールで迎えた2023/24シーズンは、ドイツ2部リーグ31試合の出場で5ゴール4アシストをマーク。リーグ優勝、ブンデスリーガ昇格に大きく貢献すると、今季も開幕前から好調ぶりをアピールしている。
そんな町田は先日、サッカー系YouTuber『LISEM(リゼム)』の対談番組に出演した際、海外移籍1年目から活躍できた要因を訊かれると、「食事に関しては妻がサポートしてくれた。言語はドイツに渡って3か月くらいで鬱になりそうなくらい苦しんで…練習終わったらすぐに帰る時期もあった」と、言葉の壁に苦しんだことを明かしている。
また同選手は、昨年10月29日に行われたニュルンベルク戦での出来事に言及。この試合では出番がなく、MF奥抜侃志や林との日本人対決が実現しなかったが、履正社高校の先輩である林と会話する機会があったという。その林から「みんなそうだから、お前やらなければダメだよ」とゲキを飛ばされたことを明かした上で、「林さんの熱い言葉で、やっと『みんなそうなんだ』と思えて回復した」と振り返っている。
キールで成功した要因に、林からのゲキにくわえて、昨年に元日本サッカー協会アナリストの佐藤孝大氏が同クラブの練習に参加していたことも挙げた町野。今季はブンデスリーガの舞台で戦うだけに、結果を残せば森保ジャパン復帰もあり得る。
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