Jリーグ サンフレッチェ広島

J1広島・エディオンピースウイング広島で器物破損「外国人の仕業?」原爆の日に波紋

エディオンピースウイング広島 写真:Getty Images

 広島への原爆投下から79年が経った2024年8月6日。平和公園で開催の平和記念式典に、岸田文雄内閣総理大臣やアメリカ、イギリスなど100か国以上の政府関係者が出席する中、原爆ドームからほど近い位置にある「エディオンピースウイング広島」で器物破損行為が確認された模様。サンフレッチェ広島サポーターから憤りの声が挙がっている。

 広島は被爆地で活動するクラブとして、8月6日前後のホームゲームを「ピースマッチ」として開催。今年は8月1日のVfBシュツットガルト戦(Jリーグインターナショナルシリーズ2024 powered by docomo)がピースマッチとして行われ、両チームの選手や関係者が恒久平和を祈願していた。

 そんな中、とある広島サポーターのSNS投稿によると、6日時点でスタジアム正面にある「EDION PEACE WING」のモニュメントに、スコットランド3部リーグ所属クライドFCのステッカーが貼られていたという。

 X上で投稿内容が拡散されると、広島サポーターをはじめ日本のサッカーファンから「器物破損行為…」「外国人の仕業?」「こんな低俗なイタズラするなら、二度と来るな」といった批判が。クライドFCに対する抗議の声も挙がるなど、平和記念式典当日に海外クラブとの間で問題に発展する可能性もある。

 エディオンピースウイング広島での器物破損行為と言えば、今年2月10日に行われたこけら落としゲーム(対ガンバ大阪)での出来事が記憶に新しい。この一戦では、試合終了後に2Fビジター専用エリア内のトイレにある4つの個室で、油性ペンによる落書きが発見。G大阪は公式サイトにて「器物損壊罪に相当する犯罪行為」とした上で、「エディオンピースウィング広島、サンフレッチェ広島、スタジアム建設に関わる方々並びにガンバ大阪を応援する全ての方々への侮辱でもあります」と非難していた。