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藤田譲瑠チマに「出て行ってもらった」鈴木彩艶が大岩ジャパンでの出来事明かす

藤田譲瑠チマ 写真:Getty Images

 パリ五輪の舞台で活躍しているU23日本代表MF藤田譲瑠チマ(シント=トロイデンVV:STVV)。GK鈴木彩艶(パルマ)が代表戦前の自身のルーティンを語るとともに、藤田にまつわるエピソードも明かした。

 インターネット動画配信サービス『DAZN』で今月1日配信開始の「内田篤人のフットボール・タイム」では、日本代表OBの内田氏と鈴木が対談。代表戦当日の過ごし方に話題が及ぶと、鈴木は「(試合当日の)朝に走る。試合開始まで時間があるから、身体がなまらないように、ちょっと動かす」とフィジカルコンディションの調整方法に言及した、瞑想していることも明かす。

 その瞑想の目的について、同選手は「無にはならない。試合に入り込む。悪いプレーを省いて、すごく良いプレーだけを考える。良いイメージを持ちたい。ホテルの一室とか、ひとりの空間で瞑想する」とメンタルの充実を強調。

 藤田らとともに、昨年3月の欧州遠征(対ドイツ、ベルギー)でU22日本代表(大岩ジャパン)に帯同した時の出来事として、「一度、ベルギーで譲瑠と同部屋になったけど、(迷走する時に)一回部屋から出て行ってもらった。自分が外へ行って、誰もいない場所でやることもある」と語っている。

 今年1,2月開催のAFCアジアカップで全5試合失点と結果を残せなかったとはいえ、GK小久保玲央ブライアン(STVV)とともに、今後のA代表GK陣の中心選手として評価されている鈴木。新天地パルマでの活躍も期待されるが、すでに心身のコンディションを整えるための術を身に付けているようだ。