ドイツ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフ所属の日本代表MF田中碧は、代理人の変更を巡る問題で話題に。デュッセルドルフ残留、契約延長の可能性も報じられる中、ここに来てイングランド2部リーズ・ユナイテッドが再び移籍先候補に浮上している。
昨年夏にもリーズ移籍の可能性が取りざたされていた田中。2023/24シーズン終了前からDF板倉滉やFW福田師王ら擁するボルシアMG、VfBシュツットガルト、ブンデスリーガ覇者のバイエル・レバークーゼンなど複数クラブからの関心が報じられていたものの、7月31日時点でデュッセルドルフのプレシーズントレーニングに参加している。
またドイツ紙『ビルト』が今年6月はじめに「田中に関する交渉は一度も行われていない。デュッセルドルフは田中の代理人の仕事ぶりにかなり不満を抱いている」と報じると、およそ2週間後にエージェント会社をCAA BaseからSports360へ変更。しかし、この代理人が英国の法律に違反するとして、以前のCAA Base社に戻されている。
先月下旬にはデュッセルドルフと契約延長の可能性も報じられた田中だが、英メディア『カウト・オフサイド』は先月31日に「リーズはデュッセルドルフからオファーを拒否されてから1年を経て、再び田中に関心を寄せている」と伝えている。
これによると、リーズはMFグレン・カマラとMFアーチー・グレイが退団したことにより、セントラルミッドフィルダーの獲得を目指している模様。移籍金について「デュッセルドルフが200万ポンド(約3億8000万円)でオファーを受け入れるかもしれない。300万ポンド(約5億7000万円)を求めたとの噂も飛び交っている」と綴ったほか、「田中はボランチ、インサイドハーフ、トップ下と複数ポジションでプレー可能だ。移籍金を踏まえると、仮に不良債権だとしても、リーズにとってリスクは低い」と主張している。
2023/24シーズン後半戦で、デュッセルドルフの中心選手として活躍していた田中は、以前から欧州1部リーグでのプレーを望んでいる。リーズからのオファーを拒否する可能性もあるが、リーズとしてはローリスクハイリターンの補強をする上で、日本代表MFが最適なターゲットだと考えているかもしれない。
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