U23日本代表GK小久保玲央ブライアン（シント=トロイデンVV）は、日本時間7月31日未明に行われたパリ五輪男子サッカー競技・グループステージ第3戦のイスラエル戦でクリーンシートを達成。好セーブ連発で勝利の立役者となっただけに、日本代表OBの田中マルクス闘莉王氏も絶賛。森保ジャパン（A代表）でGK鈴木彩艶（パルマ）らとポジション争いを演じる可能性にも言及している。
パリ五輪グループステージ全試合で無失点に抑えた小久保。後半にはペナルティエリアからの強烈なシュートを右手でセーブするなど、ディフェンスラインが不安定な中で奮闘。試合後にはXで「国防ブライアン」がトレンド入りするなど、ファン・サポーターから高評価を得ている。
そんな中、闘莉王氏は7月31日に自身のYouTubeチャンネルを更新。イスラエル戦出場選手を採点する中、小久保について試合展開にも言及しつつ、以下のように評している。
「非常に難しい前半の立ち上がりがあって、その中でリードされないまま、試合の流れを自分たちに引き寄せるくらいのセービングをしていた。後半になって日本ペースだったところもあって、中々正直こう見ていても面白いゲームじゃない中で、ピンチになった時にシュートストップしてくれた。ハイボールの処理も良かった。本当に安定した戦いを見せてくれた」
また同氏は小久保の長所として、シュートストップの他にボールの弾き方を挙げた上で「パリ五輪での経験をどう繋げるか、さらに自信をつけて（A代表でも）やっていくのか、それとも安定感がないまま登っていくのか、選手の分かれ道でもあるので、非常に良い感じで来ているのは間違いない」と頷く。
さらに森保ジャパン招集の可能性について「A代表ですごく安定したGKがいればそこまでだが、GKは安定してないポジションでもあるので、小久保にチャンスが回って来ることは間違いないと思う」と語るなど、今後のさらなるステップアップを確信している。
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