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佐野海舟がマインツ合流へ!釈放後に「告訴されない」と独報道。和解か

佐野海舟 写真:Getty Images

 日本代表MF佐野海舟は鹿島アントラーズからブンデスリーガ(ドイツ1部)マインツへの完全移籍が正式決定した後、女性に性的暴行を加えたとして今月14日に逮捕。同選手のマネジメント会社が29日に釈放されたことを発表しているが、近日中にマインツへ合流予定だという。

 佐野の今後を巡っては、ドイツ公共放送連盟(ARD)が25日に「佐野容疑者は自白したが、他の2人は容疑を否認している。そのため捜査はさらに複雑になり、長期化する可能性がある。長期間、拘留されるかもしれない」とリポート。「佐野のサッカー人生はひとまず終わった」と、マインツでプレーする可能性が極めて低いとの見方を示していた。

 しかし、南西ドイツ放送は29日に「佐野は逮捕からおよそ2週間後、自由の身となった」と同選手の釈放を報道。独自に入手した情報として「佐野は被害女性から告訴されない。法定外での和解が何度も議論されている」と伝えたほか、「彼はマインツのトレーニング合宿に参加するはずだ。マインツは7月31日から8月7日までチロルで新シーズンにむけた準備を進めている」と、新天地でプレーする可能性もあわせて伝えた。

 町田ゼルビア在籍時から中盤でのボール奪取能力を発揮していた佐野。昨年11月A代表デビューを飾り、今年1,2月のAFCアジアカップにも参戦するなど、森保ジャパンでも実績を積み重ねる中、今月はじめにマインツへの完全移籍が決まっている。

 南西ドイツ放送は、佐野の移籍金が250万ユーロ(約4億1700万円)だと報道。その上で「疑惑が晴れたら、彼はレアンドロ・バレイロの後継者となる可能性がある」と綴っている。