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細谷真大の高校時代が凄い!柏レイソル2種登録で…海外移籍の可能性も

細谷真大 写真:Getty Images

 U23日本代表FW細谷真大(柏レイソル)は、日本時間28日未明に行われたパリ五輪男子サッカー競技・グループリーグ第2戦のマリ戦でフル出場。ドリブル突破からMF山本理仁(シント=トロイデンVV)の決勝ゴールを演出したことにより、注目を集めているが、元チームメイトのケニア代表FWマイケル・オルンガは早くから同選手の才能を見抜いていたようだ。

 パラグアイ戦でFW藤尾翔太(町田ゼルビア)のダメ押しゴールをアシストしていた細谷は、マリ戦でもスタメン入り。前半は強靭なフィジカルを武器とする相手に苦しみ、ボールロストが目立ったが、後半に入ってから個人能力を発揮。藤尾、FW佐藤恵允(ベルダー・ブレーメン)が投入された後は何度もスペースへ飛び出すと、82分に右サイドから持ち上がり、ペナルティエリアにクロスを供給。佐藤のシュートは弾かれたものの、セカンドボールを山本が押し込んだ。

 この細谷の活躍ぶりが反響を呼ぶ中、オルンガは試合終了直後にXを更新。日本のサッカーファンからのメッセージに反応する形で、「彼が夢を実現できて嬉しいです。彼は高校時代からシニアチームで練習しており、優れたポテンシャルを秘めていた」と日本語で投稿。2種登録としてトップチームに帯同していた高校時代の細谷について、自身の見解を述べただけに、「ありがとう!」「オルンガ、日本に戻ってきて」といったメッセージが寄せられている。

 柏の絶対的ストライカーには、オルンガのみならず日本サッカー協会(JFA)元関係者も熱視線を注いでいる模様。元電通本社スポーツ局オリパラ室営推部長、元JFAマーケティング担当部長である『株式会社ミッションスポーツ』の満田哲彦CEO(最高経営責任者)は、Xで「見直すと、あの時間帯で、アフリカの選手を体とスピードで突き放した、細谷選手のスーパープレー。外国のスカウトも目をみはったと思う」と投稿。アフリカ選手に劣らないフィジカルとスピードを称えるとともに、海外クラブからの評価にも言及した。

 過去に日本代表DF板倉滉、FW福田師王ら擁するボルシアMGからのオファー、プレミアリーグ昇格組サウサンプトンからの関心が報じられた細谷。パリ五輪の結果次第では、近いうちに「柏から世界へ」を体現するかもしれない。