2023/24シーズンにクロアチア1部ディナモ・ザグレブでプレーしていたMF金子拓郎は、北海道コンサドーレ札幌からベルギー1部KVコルトレイクへ完全移籍。日本代表DF藤井陽也とチームメイトになっているが、早くも欧州でのステップアップ移籍を見据えているという。
ミハイロ・ペトロヴィッチ監督のもと、攻撃陣の中心選手として札幌を支えてきた金子。昨年夏にディナモへ期限付き移籍すると、海外挑戦1年目はクロアチア1部リーグで1ゴール5アシストをマーク。ディナモ退団後はOHルーヴェンなど海外複数クラブからのオファーが届いた中、新天地にコルトレイクを選んでいる。
現在26歳と若くない金子だが、それでも大舞台でもプレーを諦めていない模様。ベルギー紙『HLN』で今月25日に掲載されたインタビュー記事によると、同選手は「ドリブルが得意です」などと、サイドアタッカーとしての持ち味をアピール。その上で、自身の今後について「いつかプレミアリーグでプレーすることが、僕の夢ですね」とコメント。MF遠藤航(リバプール)、DF冨安健洋(アーセナル)、MF鎌田大地(クリスタル・パレス)、MF三笘薫(ブライトン)らと対戦や共闘へ胸を膨らませたという。
金子の個人能力は、世界でも高い評価を受けている。国際サッカー連盟(FIFA)の関連調査機関である『CIESフットボール・オブザーバトリー(スポーツ国際研究センター)』が今月8日に公表したデータによると、同選手は昨年の公式戦を対象としたドリブル成功率で88.4%をマーク。FWビニシウス・ジュニオール(レアル・マドリード)やFWキングスレ・コマン(バイエルン・ミュンヘン)らを上回り、世界第7位にランクインしている。
2023/24シーズンにかろうじてベルギー1部残留を果たしたコルトレイク。名古屋グランパスから藤井を完全獲得したほか、柏レイソルからMF高嶺朋樹の獲得も濃厚と報じられている。札幌時代のチームメイトと再会する可能性もある金子だが、年齢を踏まえると、プレミアリーグ挑戦に向けてコルトレイク加入1年目から圧倒的な結果を残すことが求められる。
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