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パラグアイ戦で負傷。平河悠巡りブリストル監督「困る」日本代表の対応に不満か

平河悠 写真:Getty Images

 町田ゼルビアからイングランド2部ブリストル・シティFCへ完全移籍のFW平河悠は、日本時間25日未明開催のパリ五輪男子サッカー競技・グループリーグ初戦(対パラグアイ)で負傷退場。ブリストル指揮官が同選手の現状に困惑しているという。

 この一戦では、前半からパラグアイ代表がラフプレーを連発する中、前半25分にMFウィデル・ビエラがタックルを仕掛けて平河の足を踏みつけたことにより一発退場。平河はしばらくプレーを続けたが、同35分にFW佐藤恵允(ベルダー・ブレーメン)との交代でピッチを後にした。

 パラグアイ代表のラフプレーが批判の対象となる中、一部メディアは平河の今後について「決勝トーナメントでの復帰を目指す」と伝えているが、ブリストル側は楽観視していないという。

 英メディア『ブリストル・ライブ』が今月26日に伝えたところによると、ブリストルのリアム・マニング監督は平河に関する情報収集に努めていることを明かした上で、日本語で情報提供をする日本代表側の対応に苦慮している様子を見せた。

 「我々は日本代表のドクターと連絡を取り合っている。彼は検査を受けているが、現時点ではまだ怪我の程度が分からない。我々は(代表チームから送られてくる情報を)すべてを翻訳しなければならない。非常に困っているが、懸命に取り組んでいるところだ。誰にとっても理想的な状況ではない。ただ、彼は我々が本当に気に入っているクオリティーを兼ね備えている選手だと自覚している」

 なお同メディアは、ブリストル指揮官の発言を受けて「平河はパラグアイ戦で無謀なタックルを受けた。離脱期間はまだ明らかではないが、指揮官は怪我の程度が見た目ほど悪くないとは確信していない。ブリストルでの理想的なスタートから程遠い状況だ」と綴っている。