オーストラリア1部新規参入のオークランドFCは今月25日、先月まで浦和レッズでプレーしていた元日本代表DF酒井宏樹の獲得を公式発表。サンフレッチェ広島OBでもあるオークランドFCのスティーブ・コリカ監督が同選手の長所を語っている。
オークランドは24日、複数回にわたり公式SNSアカウントで酒井と思わしきシルエットをアップ。「ついに公式発表か!」「酒井宏樹が来るぞ!」といったコメントが寄せられる中、25日午前に同選手の獲得を発表。ニュージーランド紙『NZヘラルド』は「酒井はオークランドFC初のビザ契約選手となる。選手本人の決断により、複数クラブとの争奪戦を制した」と伝えている。
また同紙によると、コリカ監督は酒井について「彼は非常に勤勉で、信じられないほど広いエリアをカバーする能力に長けている。戦術面でも非常に規律正しく、ディフェンスラインの複数ポジションでプレー可能なユーティリティ性も兼ね備えている」と、4つの特徴を絶賛。
選手本人は「オークランドは住むのに素晴らしい街だと聞いていましたし、ずっとAリーグ(豪州1部)でプレーしたいと思っていました。新しい目標と挑戦を追求することを決意していたので、この機会が訪れたとき、僕にとっては自然なキャリアアップでありましたし、家族にとっても正しい選択でした」と、オークランドFC移籍への満足感をあらわにしている。
オークランドFCは昨年11月、ボーンマスを保有するアメリカ人実業家により創設。今年3月にクラブ名が正式決定すると、初代監督にコリカ氏が内定。同氏はかつて2000年から2001年にかけて広島でプレー。2010年の現役引退後は指導者の道に進んでおり、2018年5月から昨年11月までシドニーFCを指揮。豪州1部リーグ2度制覇という実績の持ち主だ。
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