町田ゼルビアは今月20日開催の明治安田J1リーグ第24節で、横浜F・マリノスに1-2と敗北。オーストラリア代表FWミッチェル・デュークによるゴールのきっかけとなったDF望月ヘンリー海輝のスローイン、“タオルフェイク”を巡り、賛否含めて様々な意見が湧き起こっている。
ファン・サポーターの間で話題になっているのは後半40分のシーン。町田は敵陣左サイドでスローインを獲得すると、望月が袋の中に入っていたタオルを取り出す。ボールを拭いてペナルティエリアにロングスローを放り込むと思いきや、近くにいたMF下田北斗へ素早くスローイン。下田がすぐにクロスを放り込むと、これにデュークが頭で合わせてゴールネットを揺らしている。
横浜FM守備陣を惑わせたトリックプレーは、デュークのゴールシーンとともに、Jリーグ公式Xアカウントでアップされているが、これには「町田らしいゴール」「これでゴール奪うの凄いな」「抜かりなく徹底されているのが凄い」といった声が挙がる一方で、「卑怯だ」「やり方が汚い」などと否定的な意見も。「タオル禁止すべき」という提案も見受けられる中、一部のファンは「この程度で批判している人は、サッカーを見るのに向いていない」などと“町田批判”に反発している。
一方、日向坂46の元メンバー・影山優佳さんの実弟であり、国士舘大学サッカー部でプレーしていたMF影山秀人は、「サッカーの本質である”相手とプレーすること”がほんとにうますぎる」「こーゆープレイ大好きだなぁ。これぞサッカーの醍醐味って感じがして」と肯定的なコメントを残している。
スローイン時のタオル使用を巡っては、先月28日放送のJリーグ関連番組「Jリーグラボ」(スカパー!)で話題に。ガンバ大阪OBの橋本英郎氏が「プレーしている選手としては、タオルを拭いて時間経つと集中力が切れる」とタオル使用禁止に前向きな考えを示したほか、お笑いコンビ『ペナルティ』のボケ担当であるワッキー(本名:脇田寧人)さんは「タオル使用は禁止すべき」と主張している。
またイングリッシュ・フットボールリーグ(EFL)は「円滑な試合進行の妨げになる」として、2023/24シーズン以降のイングランド2~4部リーグにおけるスローイン時のタオル使用を禁止している。
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