徳島の収入4億円超？コリンチャンスがカカ完全獲得へ。移籍金回収か

　ブラジル人DFカカは現在、徳島ヴォルティスからブラジル1部コリンチャンスへ期限付き移籍中。新天地で主力選手として活躍しているだけに、コリンチャンスへの完全移籍に向っているという。

　現在25歳の同選手は、今年3月に期限付き移籍先のアトレチコ・パラナエンセを退団し、コリンチャンスへ加入。今季はブラジル1部リーグで第4節フルミネンセ以降全試合でスタメン出場し、3ゴールをマーク。守備陣の中心選手として機能している。

　コリンチャンスとの契約内容については、ブラジルメディア『Gazeta Esportiva』が先月下旬に「期限付き移籍期間は今年12月まで」と伝えた上で、「カカはプロキャリアで最高のシーズンを過ごしている」と綴っていた。

　ブラジルメディア『UOL』が今月18日に伝えたところによると、コリンチャンス幹部はすでにカカの完全獲得に動いているとのこと。クラブ関係者の話として、記事では「カカは期限付き移籍期間終了後の今年12月にコリンチャンスへ完全移籍する予定。コリンチャンスは徳島に250万ユーロ（約4億3000万円）を支払う」と記されている。ただコリンチャンスは17試合を終えて3勝6分8敗と、2部降格圏の17位に低迷。2部降格となった場合、4億円以上とみられる移籍金を支払うのか、現時点では不透明だ。

　なおカカは2021年2月にクルゼイロから徳島へ完全移籍。同選手と徳島の契約内容について、『グローボ』など複数のブラジルメディアは「総額200万ドル（当時約2億3000万円）の4年契約、移籍金は640万レアル（約1億3000万円）」と伝えていた。