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「日本人選手はリテラシー低い」と町田浩樹が思うワケ。松木玖生は20歳で結婚

町田浩樹 写真:Getty Images

 ベルギー1部ユニオンSG所属の日本代表DF町田浩樹が、鹿島アントラーズ時代のチームメイトであるDF西大伍(いわてグルージャ盛岡)やDF犬飼智也(柏レイソル)と、日本人のサッカー選手が抱える特徴や人間関係について語っている。

 西の公式YouTubeチャンネルでは、今月17日に3選手による鼎談の様子が公開されている。「元鹿島DF会」として開催された食事会は、町田がおよそ6年半にわたり早稲田大学人間科学部に在学していたことが話に上がった。

 昨年3月に大学を卒業した町田は「124単位を取らないといけないので、自分がやりたくない分野もやらないといけない。つまらないものもあるけど、全く知らない分野を学べるというメリットはある。(鹿島時代に)宮崎キャンプとレポート提出の時期が被るのが、一番地獄だった」と振り返るとともに、親から大学進学を勧められたことも明かしている。

 「(サッカー以外のことをやると)幅は広がるっちゃ広がる。心理学とか面白かった」と、サッカー選手の大学進学を前向きに捉える町田の言葉に対して、犬飼は「サッカーだけしかやっていない人とかすごい」と反応。町田が「日本のサッカー選手はそういうリテラシーが低い」と私見を述べると、西は「それで20歳とかで結婚しちゃうと、なかなか人とも出会える機会が少ないから」と頷いている。

 町田とは対照的に、大卒という肩書きを持たずにピッチに立っている日本人選手は多い。FC東京からサウサンプトンへの完全移籍、サウサンプトンからトルコ1部ギョズテペSKへのレンタル移籍が有力視されているMF松木玖生は、青森山田高校から鳴り物入りでFC東京に加入したことで話題に。昨年9月には20歳で結婚を発表するなど、まさにサッカー一筋だ。

 なお町田は、Jリーガーによる大学進学の裏事情にも言及。「Jリーグは特別枠があって入学するのは簡単だけど、ほとんどの人が途中でやめるので、かなり問題になっている」と中退者が多い現状を明かした。