第33回パリオリンピック競技大会（パリ五輪）は、2024年7月26日から8月11日までの17日間、フランスのパリで開催される。サッカーの女子競技に出場する日本女子代表（なでしこジャパン）もアジア予選を危なげなく勝ち抜き、メダル獲得への期待が高まっている。そんな中、DF北川ひかる（INAC神戸）の怪我の状態が心配されている。
パリ五輪前の7月13日に行われた国際親善試合ガーナ戦（4-0）で日本は勝利をおさめたが、北川は試合終了直前に右膝を痛め退場した。試合後にはスタンドにボールを投げ込む姿が、日本サッカー協会（JFA）の公式X（旧Twitter）女子サッカーアカウント「JFAなでしこサッカー」で届けられた。また、翌14日には開催地フランスに向けメンバーと共に笑顔で羽田空港を飛び立っており、本選での試合出場に期待が高まっている。
しかし、現地到着後のなでしこはすぐに練習を開始しているが、北川に関しての情報は届けられておらず、日本屈指の左サイドバックの完全回復が待たれている。
なでしこジャパンは2023年に開催されたFIFA女子ワールドカップ（オーストラリア＆ニュージーランドW杯）でベスト8で敗退しており、今回のパリ五輪では世界一を目指す。そのチームの中で、チャーミングな笑顔と引き締まったスタイルからは予想できない北川の運動量、正確なクロス、パワフルかつスキルフルなプレーは、対戦相手にとっても脅威となりうることから重要な戦力として期待されている。
7月26日のパリ五輪1次リーグ初戦のスペイン戦で、北川のプレーが見られるのか注目したい。
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