日本代表・海外組 日本代表

日本代表MF佐野海舟の逮捕で…韓国猛批判「引退すべき」伊東純也と比較も

佐野海舟 写真:Getty Images

 鹿島アントラーズからマインツへ完全移籍の日本代表MF佐野海舟は、女性に性的暴行を加えたとして逮捕された模様。契約解除の可能性が指摘される中、同選手を巡る報道は韓国国内でも話題になっている。

 『読売新聞』など複数メディアが報じたところによると、同選手は14日早朝、知人とともに都内のホテルで女性に性的暴行を加えた疑いがあるとのこと。女性が110番通報した後、警察に身柄を拘束されたという。

 この報道を受けて、韓国メディアは『スポーツ京畿』が「マインツでイ・ジェソンとチームメイトになった佐野が、知人2人と30代女性に暴行を加えた」と伝えると、『国民日報』は「日本代表の有望株が集団暴行に及んだ。日本サッカー界に衝撃が走っている」と伝えている。

 また韓国メディア『FMコリア』のネット掲示板等では、「佐野のサッカー人生終わったな」「マインツは契約解除するだろう」といった声が。「佐野は引退すべき」「日本代表選手にモラルはない」というコメントもあるほか、MF伊東純也(スタッド・ランス)に性加害疑惑が報じられていただけに、「伊東純也はどうなっているんだ?」「伊東純也と佐野海舟の違いは?」と両選手を比較論も湧き起こっている。

 伊東は昨年6月の代表戦後、大阪市内で性的暴行に及んだとして、女性側から刑事告訴。AFCアジアカップ開催期間中の今年1月31日に『デイリー新潮』が性加害疑惑を報じると、同大会途中で代表離脱していた。一方、選手側も女性2名を虚偽告訴罪で逆告訴。伊東がアジアカップを最後に代表招集がない中、大阪府警は今月2日に同選手を準強制性交致傷の容疑で、女性2人を虚偽告訴容疑で大阪地検に書類送検しているが、一部メディアは弁護士の見解をもとに不起訴処分の可能性を伝えている。

 なおドイツ誌『ビルト』によると、佐野は2週間の特別休暇を経て、今月21日からマインツのトレーニングに参加する予定だったとのこと。記事では「こうした状況を受けておそらく実現しないだろう」と綴られているが、特別休暇期間中の逮捕劇に韓国方面からは「プロ意識がない」「プロ選手としての自覚が足りない」という声も挙がっている。