Jリーグ 町田ゼルビア

湘南DF杉岡大暉を獲得!元Jリーガーが町田の補強を「良い」と思うワケ

杉岡大暉 写真:Getty Images

 J1首位の町田ゼルビアは、パリ五輪U23日本代表FW平河悠をイングランド2部ブリストル・シティFCへ放出。DFチャン・ミンギュの長期離脱もあり、湘南ベルマーレからDF杉岡大暉を期限付き移籍により獲得したが、元Jリーガーの安田理大氏が町田の補強戦略や好調の要因を分析している。

 黒田剛監督のもと、プレー強度の高さやロングスロー、ロングボールなどを武器にJ1優勝争いを繰り広げている町田。先月開催の天皇杯2回戦(対筑波大学)で負傷したチャン・ミンギュ、MF安井拓也を欠く中でも、先月30日開催の第21節ガンバ大阪戦から3連勝を飾っている。

 今季2度目となる東京ヴェルディ戦(東京クラシック)でも勝ち点3を掴んだが、守備陣の選手層を厚くすべく補強を敢行。16日午前に杉岡の獲得を公式発表している。

 韓国代表FWオ・セフンやDF昌子源など、昨季終了後に獲得した選手がレギュラーに定着していることもあり、安田氏も町田の補強戦略に関心を寄せている。

 同氏はインターネット動画配信サービス『DAZN』で先月13日公開の「内田篤人のフットボール・タイム」に出演。日本代表OBの内田篤人氏とともに同クラブのロングボール戦術を解説する中で「めちゃくちゃ巧い選手を獲得すると、監督のやれと言ったこと(要求)プラスアルファのことをしようとする。だけど町田の場合は、監督の言ったことを忠実にできる選手が多い。それが良い」と私見を披露。前線からの積極的なプレス、縦に速い攻撃といった戦術にフィットできる選手を獲得していることを強調した。

 J1第23節終了時点で2位ガンバ大阪に勝ち点5差をつけて首位を走っている町田。YBCルヴァンカップでも準々決勝まで勝ち上がるなど、タイトル獲得の可能性がある中、今夏の補強戦略に注目が集まっている。