ロアッソ熊本は今月11日、U19日本代表FW道脇豊が海外移籍を前提とした手続きと準備のため、チームから離脱すると公式発表。ベルギー2部SKベフェレンへの期限付き移籍がほぼ確実とみられる中、現地メディアが移籍の裏側を伝えている。
現在18歳の道脇は、2022年12月に16歳で熊本とプロ契約を締結するなど、同クラブ屈指の有望株として話題に。2023シーズンはリーグ戦18試合の出場で無得点も、今季はここまでリーグ戦9試合の出場で1ゴール。スタメン出場ゼロで、5月12日の横浜FC戦以降は出番がない中、海外移籍が決定的と日本国内で報じられている。
するとベルギーメディア『Voetbal』は13日に「ベフェレンは今年夏最初の新戦力獲得に近づいている」として、道脇の去就を特集。これによると、ベフェレンは同選手を1年レンタルにより獲得する模様。記事では「欧州の複数クラブが彼の獲得を望んでいたが、本人はベルギー2部での冒険を選択した」と綴られている。
また同メディアは「道脇と熊本の契約は2026年1月まで残っている」と、両者の契約内容をクローズアッ。レンタル料には触れなかったものの、ドイツ発の移籍専門サイト『トランスファーマルクト』に掲載されているデータを引用する形で「彼の市場価値は125000ユーロ(約2200万円)と推定されている」と伝えた。
ベフェレンはMF森岡亮太(無所属)やMF小林祐希(現北海道コンサドーレ札幌)の古巣。2020/21シーズンを最後に1部リーグから遠ざかっており、2023/24シーズンも首位ベールスホットから勝ち点11差の8位と、1部昇格を逃している。
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