元日本代表DF酒井宏樹は、2024シーズン途中で浦和レッズを退団。豪州1部新規参入のオークランドFCへの移籍が決定的と報じられる中、オリンピック・マルセイユから浦和移籍の裏側を明かしている。
2016年夏から5シーズンにわたりマルセイユでプレーしていた酒井。右サイドバックのレギュラーとして活躍する中、2020/21シーズンもリーグ戦29試合出場とチームを支えていたが、契約を残す中でJリーグ復帰を決断していた。
同選手は今年4月に徳島ヴォルティスで現役引退した島川俊郎氏と対談。今月12日に島川氏のYouTubeチャンネルで対談の様子が公開されているが、酒井はマルセイユに関する話題で盛り上がる中、「モチベーションを保つのが難しくて、日本に帰って来たの?」と訊かれると、以下のように語った。
「そろそろマルセイユを去った方が良いと思った。マルセイユのことが好きだからこそ、多分いない方が良いなと。お互いが嫌いになる前にね。良い思い出のままいなくなりたいなと思った。自分の感覚でちょっと下降気味だった」
「マルセイユとの契約はあと1年あったし、もちろん良い給料だった。なのにめちゃくちゃ下げて日本に来るわけじゃん。試合も出ていたし、すごく意味分からない移籍だったかもしれないけど、自分の中では『ここだ』という(感覚があった)」
古巣に対する愛着がゆえに、良好な関係を維持したままマルセイユに別れを告げた酒井。今年夏の海外移籍を受けて、ネット上では同選手の退団を惜しむ声が挙がっているが、浦和に対しても特別な思いを抱いているのかもしれない。
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