Jリーグ 町田ゼルビア

東京V戦でも議論白熱?町田ロングスロー巡りG大阪OBら一石「タオル使用は…」

黒田剛監督 写真:Getty Images

 今月14日に明治安田J1リーグ第23節の東京ヴェルディ戦を控えている町田ゼルビア。プレー強度の高さやスローイン、ロングスロー、ロングボールを駆使した黒田剛監督の戦術で注目を集めているが、ダービーマッチを前にガンバ大阪OBやJリーグ関係者からロングスロー時の“タオル使用禁止”を求める声が湧き起こっている。

 町田はDF鈴木準弥らによるロングスローからゴールを奪っているが、スローインの直前にタオルでボールを拭くことも。先月15日に行われた第18節の横浜F・マリノス対町田では、ピッチサイドに置かれていたタオルが撤去されると、町田側が再度タオルをピッチサイドに配置。この両クラブの駆け引きが話題になっていた。

 さらに先月30日開催の第21節ガンバ大阪戦でも、ピッチサイドにタオルが。G大阪サポーターからは「禁止にすべき」「イングランドのように、Jリーグもタオル禁止のルール設けるべき」といった声が挙がっていた。

 それだけに、先月28日放送のJリーグ関連番組「Jリーグラボ」(スカパー!)でも、スローイン時のタオル使用が議論の対象に。タオル使用の是非を問われると、Jリーグの野々村芳和チェアマンは「どちらとも言えない」と答えつつも、「川淵さん(川淵三郎元チェアマン)はめちゃくちゃ言ってくる」と否定的な声を紹介している。

 またG大阪OBの橋本英郎氏が「プレーしている選手としては、タオルを拭いて時間経つと集中力が切れる」とタオル使用禁止に前向きな考えを示すと、お笑いコンビ『ペナルティ』のボケ担当であるワッキー(本名:脇田寧人)さんは「タオル使用は禁止すべき」と提言している。

 なおイングリッシュ・フットボールリーグ(EFL)は「円滑な試合進行の妨げになる」として、2023/24シーズン以降のイングランド2~4部リーグにおけるスローイン時のタオル使用を禁止している。東京クラシックの試合展開次第では、再びロングスローを巡る議論が白熱しそうだ。