ベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)所属GK鈴木彩艶は、パルマ移籍に近づいている模様。STVVはベンフィカからパリ五輪U23日本代表GK小久保玲央ブライアンを獲得したが、欧州では鈴木の移籍に対して「レアケースだ」という声が挙がっている。
出場機会確保を理由にマンチェスター・ユナイテッドからのオファーを拒否し、STVVへ移籍していた鈴木。今夏もマンチェスターUからの関心が報じられる中、イタリアメディア『スカイスポーツ』は今月1日に「パルマは鈴木の獲得にむけてSTVVと交渉中」とリポート。イタリア紙『ガゼッタ・ディ・パルマ』は、今週末にパルマ移籍で合意に達する可能性を報じている。
そんな中、マンチェスターUの専門サイト『ユナイテッド・イン・フォーカス』は11日に「鈴木はマンチェスターU移籍を拒否。今やワールドクラスのGKになった」という見出しで、「これほどの有望株がビッグクラブ移籍のチャンスを断り、はるかに規模の小さなクラブへ移籍するというケースは珍しい」とリポート。パルマ移籍報道に触れた上で、「マンチェスターUは依然として鈴木の獲得へ意欲的だ」と伝えている。
また、同サイトは浦和からSTVV移籍の裏側も特集。鈴木がマンチェスターUからのオファーを拒否した理由を「プレーの機会を求めていた」と説明するとともに、「もし鈴木がマンチェスターUへ移籍していたら、アンドレ・オナナの控えとなり、2023/24シーズンの公式戦で1試合の出場に終わったアルタイ・バユンドゥルと同じような状況になっていただろう」と綴っている。
小久保とともに、パリ五輪世代屈指のゴールキーパーとして名を馳せている鈴木。かつてアビスパ福岡を率いていたファビオ・ペッキア(現パルマ監督)のもとで、着実なステップアップを図ることになりそうだ。
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