日本代表MF鎌田大地は、ラツィオを契約満了により退団し、恩師オリバー・グラスナー監督率いるクリスタル・パレスへ移籍。ラツィオのクラウディオ・ロティート会長から批判を浴びる中、自身の過去を振り返っている。
同選手の去就を巡っては、今年5月中旬の時点でラツィオとの契約延長合意が報じられていたが、一転して退団。イタリア紙『コリエレ・デラ・セラ』が先月はじめに報じたところによると、ロティート会長は「鎌田の代理人がクラブを脅した。250万ユーロ(約3億5000万円)の契約金を求められた。それで我々を脅せると思ったら大間違いだ。傭兵のような選手はいらない」などと、日本代表MFを切り捨てたという。
そんな鎌田は先月上旬にクリスタル・パレスからの関心が報じられると、今月1日に同クラブ加入が正式決定。2年契約でサインを交わしているが、クラブ公式YouTubeチャンネルでは鎌田へのインタビューが10日に公開されている。
その中で、鎌田はアイントラハト・フランクフルト時代に欧州カップ戦などロンドン開催の公式戦で何度もゴールを決めたことについて感想を求めらると、「正直に言うと、まあ何とも思っていないというか。その時、僕のゴールでチームを勝利に導くことができたし、そのチームのためになるような結果がついてきたので。どこでゴールを決めたというよりか、その時に自分がいたチームを少しでも助けられるというのは、ひとりの選手として嬉しい」と受け流した。
なお、鎌田はクリスタル・パレス加入の決め手のグラスナー監督の存在を挙げると、「僕がイタリアで試合に出られなかった時も連絡をくれた。そうしたやり取りから、彼が僕を信頼してくれていることが伝わってきた」とコメント。クリスタル・パレスは数ヶ月前から同選手の獲得に動いていたとのことだ。
コメントランキング