モンゴル・ナショナルプレミアリーグ(モンゴル1部)のブレラ・イルツは、元松本山雅ユースのFW斎藤碧斗(24)と、2025年6月30日までの契約更新を行ったようだ。同選手は2023/24シーズン中に同クラブで19得点を挙げ、クラブ内最多得点者となった。
斎藤は2016年に松本山雅(現J3)のユースに加入し、日本でプロ契約を結ばずに海外に旅立った。2021年8月から2023年3月にかけてドイツ5部ユニオン・ネッテタルでプレー後にモンゴルへ移籍。2024年1月にブレラ・イルツ(旧:バヤンズルク・スポルティング・イルチ)に加入してすぐに欠かせない存在となっている。
ブレラ・イルツは契約更新の発表にて「斎藤は19ゴールを決め、我々の残留の絶対的な主役となった。スピードを生かしたプレーで1対1で相手を圧倒し、ライバルチームのディフェンスを困らせ続けた。2023/24シーズンのリーグ8位という成績以上のポジションを目指す来シーズン、彼は我々のキープレイヤーになるだろう」と斎藤への高い期待を述べた。
なお、ブレラ・イルツはイタリアのミラノを拠点とするブレラFCのパートナークラブである。ブレラFCはアマチュアクラブでありながら、セリエAのミランとインテルに続く「ミラノの3番目のチーム」と呼ばれるほど知られている。
サッカーがまだマイナーなスポーツである国のクラブと契約を結び、そこで活躍した選手をイタリア本拠地クラブの戦力にするのが目標のようだ。今後も斎藤が輝かしい活躍を見せ続けられれば、イタリアでのプレーも考えられるだろう。
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