かつて柏レイソルに在籍していた日本代表GK中村航輔は、ポルトガル2部降格ポルティモネンセのプレシーズントレーニングに参加。U20日本代表MF福井太智がバイエルン・ミュンヘンからポルトガル1部アロウカへの期限付き移籍により“個人残留”を果たした中、控え降格や構想外の可能性があるという。
ポルティモネンセの一員として2024/25シーズン開幕にむけて始動している中村。ポルトガル紙『レコルド』は今月9日に「彼は(今月上旬に行われた練習試合の)アマドーラ戦で低調なパフォーマンスを露呈。アロウカ戦でのパフォーマンスも満足のいくものとは言えない。ヴィニシウスの正守護神の座を奪われる」と、低調な滑り出しを伝えているほか、構想外の可能性も予想。ただ、現時点で他クラブからの関心やオファーなどについては触れていない。
同選手は2021年1月に柏からポルティモネンセへ移籍。2021/22シーズンまでトップチームでの出場機会に恵まれなかったが、2022年8の正守護神退団をきっかけにレギュラーに定着。2022/23シーズンにポルトガル1部リーグで30試合に出場したものの、2023/24シーズンは代表戦における怪我の影響で20試合のスタメン出場に。2部降格プレーオフの2ndレグでは、ヴィニシウスにスタメンを譲っていた。
なお、中村とポルティモネンセの契約期間は2026年6月まで。昨年夏にはフランス1部オリンピック・リヨンからの関心も報じられたが、残留の末に契約延長で合意していた。GK鈴木彩艶(シント=トロイデンVV)やGK小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)らパリ五輪世代が頭角を現しているだけに、ポルティモネンセ残留で正守護神剥奪となれば、代表復帰から遠ざかりそうだ。
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