Jリーグ 町田ゼルビア

仙頭啓矢の途中交代巡り物議!G大阪戦後に「町田だけ批判は謎」と指摘も

仙頭啓矢 写真:Getty Images

 明治安田J1リーグ第21節のガンバ大阪対町田ゼルビアでは、パリ五輪U23日本代表候補DF半田陸(G大阪)の退場劇、FW藤尾翔太(町田)のPK直前における水かけ行動を巡り、賛否含めて様々な意見が飛んでいる。そんな中、MF仙頭啓矢(町田)の交代シーンにおけるDF中谷進之介(G大阪)の振る舞いも話題に。ネット上では、両選手に対する称賛や批判にくわえて、町田批判に対する疑問の声も湧き起こっている。

 G大阪戦でスタメン出場の仙頭は、69分に追加点を奪うと、3-1とリードの88分にDF鈴木準弥と途中交代。交代のホイッスルが吹かれた時、同選手は敵陣ペナルティエリア付近にいたが、近くにいた中谷ともみ合いに。中谷が仙頭を両手で押すなど、G大阪自陣のゴールラインから出るように促すと、仙頭は両手を挙げて不満げな表情を浮かべながらピッチの外へ。主審が慌てて仙頭のもとに駆けつけて、同選手に言葉を掛けた後、試合が再開された。

 選手交代の進め方については、日本サッカー協会(JFA)の競技規則で「交代して退く競技者は、既に競技のフィールド外に出ている場合を除き、主審の承認を得て、境界線の最も近い地点から競技のフィールドを離れなければならない」と定められている。

 それだけに、インターネット動画配信サービス『DAZN』中継映像の一部が切り取られる形で当該シーンがXで拡散されると、「仙頭の態度が気に入らない」「仙頭はここまで露骨に時間稼ぎする選手だった記憶がない」などと、仙頭の振る舞いに対する批判が。中谷に対しても「中谷は仙頭を押し出すとか、こんな実力行使して良いのか?」「遅延行為に対する対策として素晴らしい」「やり方に問題があるかもしれないけど、去年までならここまで勝ちに拘る選手いなかった」などの声が挙がっているほか、「名古屋や柏で1年しか在籍していなかった仙頭と、複数年チームを支えた中谷、どちらのイメージが良いか一目瞭然」といった指摘も見受けられる。

 くわえて、一部のファン・サポーターからは「町田のやり方は見苦しい」という意見も。しかし、こうした町田批判に対して「リードしている方が時間稼ぎするのは当たり前」「他クラブもやっていることなのに、町田ゼルビアだけ叩かれるのが謎」「町田に限らずどのクラブも守っていないルールなのでは?」「これに関しては、特に町田を責めようとは思わない」「お互いにプロフェッショナルなシーンだと思う」といった反対意見も寄せられている。