カタール1部アル・ラーヤン所属の日本代表DF谷口彰悟が、今夏移籍に向かっている模様。以前から川崎フロンターレ復帰を望む声が挙がっていたが、引き続き中東でプレーする可能性が高いという。
現在32歳の同選手は、川崎のキャプテンとして4度のJ1制覇や2019シーズンのYBCルヴァンカップ優勝、2020シーズンの天皇杯制覇を成し遂げたほか、2022年にFIFAワールドカップ・カタール大会の舞台でプレー。DF冨安健洋(アーセナル)、DF板倉滉(ボルシアMG)らとともに森保ジャパンの守備陣を支えていた。
カタールW杯終了後に川崎を退団し、アル・ラーヤンへ加入した谷口。現所属クラブでは加入1年目から出場機会を確保すると、2023/24シーズンもカタール1部リーグ全22試合でスタメン出場。今年6月のFIFAワールドカップ北中米大会アジア2次予選でも代表に招集されるなど、今もなお国際舞台で活躍している。
そんな中、カタールメディア『スタッド・アル・ドーハ』は6月30日に「谷口はカタール1部昇格組であるアル・シャハニア移籍間近だ」と綴るなど、完全移籍の可能性をリポート。一方、中東メディア『Bo7md』は期限付き移籍の可能性を伝えるなど、現地で情報が錯そうしているようだ。
1998年設立のアル・シャハニアは、2017/18シーズンのカタール2部リーグで優勝も、1部優勝の実績はなし。2023/24シーズンは、元インテル所属選手のDFジェイソン・ムリージョらを擁する中、2部リーグを2位で終了。昇格プレーオフで1部11位のアル・マルキヤを3-1で下している。
なお、谷口の古巣である川崎は、明治安田J1リーグ第21節終了時点で5勝8分8敗と15位に低迷。DF丸山祐市が左腓腹筋肉離れにより戦線離脱を余儀なくされているほか、DF三浦颯太が左膝外側半月板損傷により長期離脱が見込まれている。元主将の谷口復帰を望むファン・サポーターも見受けられるだけに、日本代表センターバックの去就に注目が集まる。
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