かつてサガン鳥栖でプレーしていた東京五輪日本代表FW林大地が、ベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)からガンバ大阪へ移籍する模様。G大阪からSTVVへ期限付き移籍中のパリ五輪U23日本代表候補MF山本理仁が、完全移籍によりSTVVに残留する見込みだという。
G大阪下部組織時代にトップチーム昇格を果たせなかった林は、2022/23シーズンまでSTVVの絶対的ストライカーとして活躍すると、昨年夏にSTVVからドイツ2部ニュルンベルクへ期限付き移籍していた。しかし昨年9月にアキレス腱を負傷すると、復帰後はほぼ全試合で途中出場と控え要員に。今年1月末に再びアキレス腱を痛めて、一足早く2023/24シーズンを終えていた。
同選手の去就については、ドイツ紙『ビルト』が今年4月、期限付き移籍期間満了によるニュルンベルク退団が既定路線だと報じると、ベルギーメディア『Voetbal』は先月中旬に「林とSTVVの契約は2025年6月までしか残っていないため、(来年夏に)移籍金ゼロで退団する危険性がある。STVVは林の去就で選択を迫られている」とリポート。STVV復帰の可能性が不透明との見方を示していた。
するとベルギー紙『HBVL』は今月22日に「林はG大阪に引き取られることになる」とリポート。両クラブの取引について「STVVは数カ月前から山本の完全獲得にむけて、G大阪と交渉していた。完全移籍の可能性は十分にあるが、林とのトレードではない。2選手の移籍交渉は別々に進んでいる」と伝えている。
山本は2022シーズン途中に東京ヴェルディからG大阪へ完全移籍。G大阪加入1年目、怪我もありJ1リーグで2試合の出場に終わったが、翌2023シーズンはリーグ戦11試合でプレー。わずか1年でSTVVへ移籍すると、2023/24シーズンはリーグ戦・プレーオフあわせて33試合に出場。AFC U23アジアカップ兼パリ五輪予選でも、6試合中4試合の出場で2アシストと結果を残していた。
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