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勝利の立役者は左ウィンガーのウィリアムズ。得点機を量産
スペインの左ウィンガー、FWニコ・ウィリアムズ(アスレティック・ビルバオ)は、78分にペレスと交代してピッチを退くまで、切れ味の鋭いドリブル突破と際どいシュートを連発。スペインの勝利に大きく貢献した。
まだ21歳だが、181cmの身体は競り合っても簡単には弾き飛ばされない強さがある。アスレティック・ビルバオのウィリアムズというと、FWイニャキ・ウィリアムズ(30歳)もいるが、実は二人は兄弟だ。兄のイニャキはガーナ代表を選択した。
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右ウィンガーのヤマルも魅せた
16分には右サイドで相手を前にしてFWラミン・ヤマル(バルセロナ)がマルセイユ・ルーレット(ドリブル技術)を魅せると会場が沸く。
24分にはヤマルが右サイドでスピードに乗ってボールを受けると、そのままドリブルで中央に向かってどんどんイタリア守備陣を突破してラストパス(ゴールエリア付近でボールを受けたモラタは得点ならず)。整った守備を類まれなスピードとテクニックで切り裂いていくヤマルの単独突破だ。後ろにスペースを作るとスピードで突破されるし、後方で守備を固めてもドリブルで粉砕される。
60分にペナルティエリアの角から左足で巻いたシュートはファーポストの左にわずかに外れ、71分にベンチに退いたヤマル。前半は際立っていたが、終盤は体力を消耗した。ユーロ2試合連続の先発で、空き時間には学校の宿題もしなければならず、疲労が蓄積しているのかもしれない。
この日もスペインの攻撃陣は右に16歳のヤマルで、左に21歳のウィリアムズ。MFペドリも21歳にして、スペインは次から次へと若いタレントが育っているということだろう。
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