
アマチュアチームがJ1首位クラブを下す金星で注目を集めた天皇杯2回戦の町田ゼルビア対筑波大学。黒田剛監督のラフプレー、マナー批判コメントや、MF安井拓也をはじめ町田所属選手の相次ぐ負傷退場を巡り議論が白熱する中、筑波大学出身の日本代表MF三笘薫が小井土正亮監督との対談でプロクラブと対戦する時のメンタリティーについて語っている。
筑波大学の一部プレーを巡っては、黒田監督がレイトタックルがあったと主張すると同時に「ほとんどジャッジされなかった」と判定を非難。一部の相手選手に「非常にマナーが悪い」と苦言を呈した一方、筑波大学の小井土正亮監督は「一生懸命やった結果」と主張。町田所属選手の負傷について謝罪したものの、自チームの選手に対する否定的なコメントは無かった。
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また、日本代表OBの前園真聖氏は13日放送の「バラいろダンディ」(TOKYO MX)に出演した際、町田の負傷者続出に言及。「試合映像を見ていない」と前置きした上で、「これだけ多くの選手が負傷するのは、あまりないこと。その場面は見ていないが、相当激しい試合になったかなと思う」と私見を述べると、「プロは受けて立つ側なので、やりにくい。それにシーズン途中なので、ターンオーバーしているので。向こう(アマ)は勢いがあるし、プロを負かしてやろうという思いでくるのでより激しくなる」と、プロとアマが激突する公式戦の特徴も説明した。
このプロ対アマの試合におけるメンタリティーについては、三笘も筑波大学時代の試合を振り返りながら語っている。日本サッカー協会(JFA)公式YouTubeチャンネルでは、今月11日に天皇杯アンバサダーの三笘と小井土監督の対談映像が公開。この中で同選手は「Jクラブと対戦する時に、やっぱり大学生としては一泡吹かせたいという気持ちを全員が持っている。それが良い方向に行けば、チーム全体がまとまって普段よりも良いプレーができる」と、アマチュア選手独特の心理を説明。指揮官は「練習試合だと、Jクラブとそんなに差はないのかなと感じるけど、公式戦の時はプロの選手たちの目の色や迫力が違う。やっぱり真剣勝負と練習試合は全然違う」と、プロ選手のギアの入り方に注目している。
三笘が語った「一泡吹かせたい」という学生チーム独特の雰囲気、くわえて黒田監督の求めるプレー強度の高さや球際の激しさなどもあり、大荒れの試合展開となった町田対筑波大学。黒田監督が明治安田J1リーグ第18節の横浜F・マリノス戦後に「町田ゼルビアは決して悪ではないですし、われわれが正義であり、言いたいことは言う、良くないことは良くないと訴えることで自分たちのやるべきことを貫いていくこと。そういったことが日本サッカーに必要なパワーだと思います」と語ったこともあり、議論はさらに熱を帯びている。
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