かつてFWクリスティアーノ・ロナウドとともに、FIFAワールドカップやEURO(欧州選手権)でプレーしていたコスチーニャ(ダ・コスタ)。ASモナコ、アトレティコ・マドリード、アタランタ在籍経験を持つ元ポルトガル代表選手が、Jリーグクラブからのオファー拒否を明かしている。
現在49歳のコスチーニャは、モナコ、ポルト、ディナモ・モスクワを経て、2006年夏にアトレティコへ完全移籍。アトレティコ加入1年目にラ・リーガで24試合に出場していたものの、わずか1年でアタランタへ移籍。しかしアタランタでは2007年9月2日のセリエA第2節パルマ戦でデビューした後、負傷等により一度も公式戦のピッチに立てず、2010年2月に契約解除して現役を退いた。
不本意な形でスパイクを脱いだコスチーニャだが、アタランタ移籍という決断を後悔している模様。今月14日に放送されたポルトガルのスポーツ番組『Temos de Falar』出演時に、「当時、僕はイタリアのサッカーにとても興味があって、イタリアでプレーしたいと思っていた。ただ、あの移籍は間違った決断だったし、家族はアトレティコ残留を望んでいた」と語っている。
またコスチーニャは「アタランタでは3年間ほとんどプレーしない状態で給料を受け取っていたらから、サッカーに対する情熱が失われたんだ。アタランタ退団を望んでいたけど、クラブから許されなかったね。恐ろしいことだよ」と、アタランタでの苦悩を告白。
「(アタランタ在籍時に)日本やアメリカからオファーが届いていたよ。ポルトガル代表選手がやって来ると、彼らが僕に対して期待していたが、僕自身その期待に応えるだけの自信は無かったね。現役引退後でも解説者や指導者として(日本やアメリカで)仕事することもできるから、そのままアタランタでサッカーを辞めたんだ。トレーニングする気も無かったし、ポルトガルに戻って将来のやりたいことを考えようとしていたよ」と、Jクラブのオファーを却下した理由を明かした。
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