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西川潤(いわきFC)
昨季クラブにとって記念すべき初のJ2を戦ったいわきFC。順位こそ18位とJ2の難しさを味わうシーズンとなったが、選手個々の評価は高く、冬には多くの選手がJ1やJ2の他クラブへ移籍していった。そんな戦力ダウンも懸念されたチームにあって、今季期限付きで加入のMF西川潤がもたらした攻撃にアクセントを加える働きは大きい。
自ら敵陣を持ち上がれる技術はもちろん、そこから供給されるクロスやラストパスも極めて質が高い。また、チャンスメイクだけでなく狙いすましたミドルシュートでゴールを挙げるなど、ここからの後半戦でも十分に得点を期待できる活躍を見せている。
パリ五輪世代の攻撃的なポジションには海外組も多くおり、西川の本大会メンバー入りは厳しいと言わざるを得ないだろう。しかし、今季J2へと活躍の場を移し、多くの出場機会を得てゴールにも絡めていることは、間違いなく自信につながっているはずだ。世代を代表するアタッカーが残りのシーズンでどこまで進化を遂げるのか楽しみだ。
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藤田和輝(ジェフユナイテッド千葉)
昨年は栃木SCで経験を積み、U-22日本代表の守護神として第19回アジア競技大会での準優勝にも貢献したGK藤田和輝。今季は同じくJ2のジェフユナイテッド千葉へと期限付き移籍し活躍を続けている。高いセービング力もさることながら今季はPKストップも複数回あり、絶体絶命のピンチからチームを救う勝負強さも見せている。
千葉は昨年スタートダッシュにこそ失敗したものの、終盤怒涛の7連勝などで盛り返しプレーオフ進出を果たした。残念ながら準決勝で昇格した東京ヴェルディに敗れたが、J1昇格まであと一歩と迫ったことは事実。今季も現時点7位といまいち勢いに欠ける前半戦を過ごしているが、昨年終盤に見せた追い上げを考えれば自動昇格圏入りも十分に狙える位置だと言える。
ここから始まる後半戦で藤田が持ち前のセービング力と勝負強さを発揮し、昨季の千葉に足りなかった“あと一歩”を後押しできるのか注目したい。
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