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原口元気巡り争奪戦か「ドイツ2部では別格」日本人選手と共闘の可能性も

原口元気 写真:Getty Images

 かつて浦和レッズでプレーしていた元日本代表MF原口元気は、今季限りでVfBシュツットガルトを退団。日本代表MF田中碧やパリ五輪U23日本代表候補DF内野貴史ら擁するフォルトゥナ・デュッセルドルフからの関心が報じられる中、新たな移籍先候補が浮上しているという。

 浦和でプロキャリアをスタートさせ、2014年6月以降はヘルタ・ベルリン、フォルトゥナ・デュッセルドルフ、ハノーファー、ウニオン・ベルリンと渡り歩いてきた原口。昨年1月にウニオンからシュツットガルトへ完全移籍すると、同年3月末まではDF伊藤洋輝らとともにリーグ戦ほぼ全試合でスタメン出場と、中心選手として活躍していた。

 しかし昨年4月にセバスティアン・ヘーネス監督が就任すると、一転して構想外に。今季に至っては公式戦3試合の出場にとどまると、ブンデスリーガ最終節開催日の先月18日に契約満了により退団が正式決定している。

 そんな原口の去就を巡っては、ドイツ紙『キッカー』が先月20日にデュッセルドルフ復帰の可能性を報道。記事では約10年間にわたりドイツでプレーしてきた同選手の実績が評価されているほか、「原口の今後が、田中の去就を左右するかもしれない」と綴られるなど、今夏移籍が濃厚とみられる田中の去就にも注目が集まっている。

 ただドイツ紙『ノイエ・プレス・ハノーファー』が今月9日に伝えたところによると、ハノーファーも原口の再獲得に興味を示している模様。ネット上では「ハノーファーにとって、原口は本当に良い選手。調子が良ければ、ドイツ2部では別格だ」と称賛されるなど、今もなお高評価を受けている。

 ハノーファーは2018/19シーズンの2部降格以降、ブンデスリーガの舞台から遠ざかっており、今季もドイツ2部でブンデスリーガ自動昇格圏の2位ホルシュタイン・キールから勝ち点16差の6位に。元日本代表DF室屋成が主力選手として活躍している。

 かつて2018年夏から3シーズンにわたり、ハノーファーでプレーしていた原口。一部から浦和復帰を望む声も湧き起こっているが、2024/25シーズンもドイツでプレーする可能性が高いとみられる。