かつてアルビレックス新潟でプレーしていたMF本間至恩は、現在クラブNXT(クラブ・ブルッヘのセカンドチーム)でプレー。パリ五輪のU23日本代表メンバー枠を巡る争いで、MF荒木遼太郎(FC東京)やMF三戸舜介(スパルタ・ロッテルダム)らから後れをとる中、今夏移籍の可能性が報じられている。
本間は2022年7月に新潟からクラブNXTへ完全移籍。加入1年目はクラブNXTでプレーしていたが、昨年5月28日に行われたベルギー1部プレーオフのKRCヘンク戦でトップチームデビューすると、6月4日のユニオンSG戦で1ゴール1アシストと逆転勝利に貢献した。
シーズン終盤での活躍ぶりから、今季開幕前にトップチーム定着を期待する声も挙がっていたが、プレー時間は増えず。トップチームで5試合の出場にとどまった一方、ベルギー2部では23試合のスタメン出場で2ゴール6アシストをマーク。昨季につづきクラブNXTの主力選手としてシーズンを終えている。
トップチームでの出場機会が増えないだけに、本間には以前から移籍の可能性が。ベルギー紙『Het Nieuwsblad』が昨年11月に「彼はトップチームで出場機会を得られない現状に落胆している」と伝えると、今年1月末にはベルギー1部KVCウェステルローからレンタル移籍のオファーが報じられていたが、クラブ・ブルッヘは放出に応じなかったという。
ただ、セルビアメディア『MaxBet Sport』が先月30日に伝えたところによると、同国1部FKヴォイヴォディナ・ノヴィ・サドが買い取りオプション付きのレンタル移籍による本間の獲得を検討。記事では「本間がクラブ・ブルッヘ退団で同意するかどうか疑問が残る。トップチームで再びチャンスを得る可能性を期待しているか分からない」と綴られている。
ヴォイヴォディナは過去にセルビア国内カップ戦を2度制覇した一方、セルビア1部リーグ優勝はなし。2023/24シーズンも首位レッドスター・ベオグラードから勝ち点35差の4位に終わっている。
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