ベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ(ユニオンSG)所属DF町田浩樹は、今月のFIFAワールドカップ北中米大会アジア2次予選(対ミャンマー、シリア)に向けての日本代表に選出。複数部門でベルギー国内トップのスタッツを記録しているほか、プレミアリーグ(イングランド1部)トッテナム・ホットスパー移籍の可能性もあるという。
2022年1月に鹿島アントラーズからユニオンSGへ移籍した町田は、臀部の負傷に長期離脱を余儀なくされたが、昨年1月に復帰した後は主力選手として活躍。今季ベルギー1部リーグとプレーオフあわせて31試合に出場したほか、先月9日の国内カップ戦決勝(対ロイヤル・アントワープ)で決勝ゴールを挙げるなど、110年ぶりとなる優勝に大きく貢献した。
以前から現地で高い評価を受けている町田。欧州のデータサイト『DataMB』が今月2日に公表したデータによると、同選手は縦パス成功率(84%)、縦へのドリブル成功率(81%)、空中戦での勝率(88%)、守備の局面におけるデュエル勝率(81%)の4部門でベルギー1部リーグトップの数値を叩き出したという。
その町田はユニオンSGの契約を2026年6月まで残しているが、今夏移籍が濃厚とみられている。ベルギーの移籍市場に精通しているサシャ・タヴォリエリ氏は今年4月24日、自身のYouTubeチャンネルで「26歳の町田にとって、プレミアリーグ挑戦は理想的なタイミング」と指摘。「複数クラブが町田の争奪戦を繰り広げている。現時点でノッティンガム・フォレストとクリスタル・パレスが有力だ。ユニオンSGは退団を容認するだろう」と語ったほか、ユニオンSGが移籍金とボーナス合わせて1500万ユーロ(約24億9000万円)を求める可能性を伝えている。
すると、ベルギー紙『Le Soir』は今月3日に「町田は数週間以内に自身のキャリアを一歩前進させる可能性がある。トッテナムと交渉の場を持っている」とリポート。今年1月にも関心が報じられたトッテナムを移籍先の有力候補に挙げたのだ。
トッテナムは2023/24シーズンから、横浜F・マリノス、セルティック元監督のアンジェ・ポステコグルー氏が指揮。プレミアリーグを5位で終え、来季UEFAヨーロッパリーグ出場権を獲得している。ベルギー1部リーグ屈指のセンターバックとして評価されている町田のプレミアリーグ挑戦が実現するか、注目が集まる。
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