AFC U23アジアカップで優勝し、パリ五輪出場権を獲得したU23日本代表。MF久保建英(レアル・ソシエダ)のパリ五輪不参加報道が飛ぶ中、日本代表OBの槙野智章氏がオーバーエイジ枠(OA枠)を巡り持論を展開。MF遠藤航(リバプール)の招集を期待する声も挙がっている。
U23アジア杯の日本代表は、GK鈴木彩艶(シント=トロイデンVV)、MF鈴木唯人(ブレンビーIF)ら大半の欧州組が所属クラブの事情によりメンバー外に。MF荒木遼太郎(FC東京)など国内組中心のメンバー23名で快挙を成し遂げた。ただパリ五輪本大会では登録メンバーが「18」にまで減少。くわえてOA枠が「3」であるため、23歳以下の選手は最終的に15名まで絞られる可能性もある。
DF冨安健洋(アーセナル)、DF板倉滉(ボルシアMG)など、OA枠でのパリ五輪出場候補選手がネット上で飛び交う中、今月19日放送の『ABEMAスポーツタイム』でもOA枠が話題に。元プロ野球選手の川崎宗則氏が、印象に残っているOA枠選出の選手にDF酒井宏樹(浦和レッズ)の名前を挙げて「2021年の東京五輪の時、サイドで(上下動するなど、)ものすごく頑張っていた」と興奮気味に語ると、畠中夢叶さんは「遠藤航はプレミアリーグで活躍するニュースを見ていたので…」とリバプール所属MFの五輪参戦を望んでいる。
また、槙野氏はOA枠採用の必要性について「この年代(23歳以下)がまだ持っていない経験値とか精神的な部分。サッカーが上手いだけでは勝てない。流れの応じて指示を出さないといけないし、その経験値がピッチの中で必要」と説明。
これに川崎氏も「面白い。僕だってそう思う。ベテランがいる方が、色々とうまく回る」と頷くと、槙野氏は「ワールドベースボールクラシック(WBC)でいうダルビッシュ有さん」と反応。話題が侍ジャパンに及ぶと、川崎氏は「選手の中でもコーチ寄りの人がいると、全体が回る」と説明。MCの中川絵美里アナウンサーが「精神的支柱みたいな意味でも、本当にキーになってくると思う」と締め括った。
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