VfBシュツットガルト所属MF原口元気は、以前から今夏退団の可能性が報じられる中、今もなお厳しい立場に置かれている模様。ドイツ紙『ビルト』が今月23日、原口の現状を伝えている。
同紙は「シュツットガルトのセバスティアン・ヘーネス監督は、スティラー不在時のプランを模索中」という見出しのもと、中盤の陣容を特集。これによると、主力選手のMFアンジェロ・スティラーは今月21日開催のブンデスリーガ第30節ベルダー・ブレーメン戦でイエローカードを貰ったことにより、28日のバイエル・レバークーゼン戦で出場停止になったとのこと。
ベンチ要員のMFマフムド・ダフードの起用や、トップ下を本職とするMFエンツォ・ミローのポジション変更を予想している。その中で、ブレーメン戦でベンチ入りした原口については「経験豊富だが、ヘーネス監督のもとでは出場時間20分と役割を果たしていない。レバークーゼン戦で彼がスティラーの代わりにプレーする可能性は低い」と綴っている。
原口は2023年1月にウニオン・ベルリンからシュツットガルトへ完全移籍。昨年3月末まではリーグ戦ほぼ全試合スタメン出場も、ヘーネス監督が就任した昨年4月以降は出番が激減。今季もここまでリーグ戦わずか1試合の出場にとどまっている。
また、シュツットガルトとの契約が今年6月までである同選手について、ドイツ紙『キッカー』は昨年11月下旬に神戸などJリーグ複数クラブからの関心を報道。ビルト』は今年2月、原口がマクデブルクやスイス1部リーグ所属2クラブからのオファーを拒否したことを伝えた上で、移籍拒否の理由に妻の妊娠を挙げていた。
なお原口は先月、日本サッカー協会(JFA)の企画として育成年代の選手と対談。U16日本代表DF酒井舜哉(大宮アルディージャU16)の「(ドイツへ)2年後くらいに行きたいです」という意気込みに対して、「(ドイツに)全然まだいると思うよ」と言葉を返していた。浦和レッズ復帰を期待する声も挙がっているが、選手本人は海外でのプレー続行を望んでいると考えられる。
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