浦和レッズからディナモ・ザグレブへ期限付き移籍中のDF荻原拓也は、今月17日開催のクロアチア1部リーグ戦(対NKヴァラジュディン)で途中出場。怪我によりコンスタントにプレーできていないだけに、現地では同選手に対する厳しい意見が噴出。MF金子拓郎も今年3月以降は結果を残せていないだけに、ディナモの日本人選手獲得戦略も批判されている。
アルビレックス新潟、京都サンガ、浦和を経て、今年1月にディナモへ1年レンタルにより加入した荻原。2月4日のリーグ戦でデビューしたものの、足首の怪我に悩まされて、ここまで公式戦わずか5試合の出場。ただ今月3日のカップ戦で復帰すると、17日のNKヴァラジュディン戦では69分からプレーしている。
クロアチアメディア『germanijak』は今月16日、荻原について「彼はディナモに来てから、まだ210分しかプレーしていない。クロアチア1部リーグ戦では、およそ2か月にわたりプレーしていなかった」とリポート。「ディナモはこの日本人選手のために無駄な時間を設けるのだろうか?」と、NKヴァラジュディン戦で起用される可能性を占うと「荻原は現在、ディナモの最大の謎である」と厳しい評価を下している。
一方、北海道コンサドーレ札幌から期限付き移籍中の金子は、シーズン前半戦で1ゴール5アシストをマークも、2月23日に行われたUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ2ndレグのレアル・ベティス戦における同点ゴールを最後に結果を残せていない。
それだけに、『germanijak』は金子について「レギュラーから控え要員になった。どんどんセルゲイ・ヤキロヴィッチ監督からの信頼を失う」と酷評。「3-5-2」の右ウイングバックにおけるMFダリオ・シュピキッチとのポジション争いで後れをとる可能性を指摘するとともに、「日本人選手たちは、ディナモにやって来た目的をまだ示していない」と、ディナモの金子、荻原獲得に対する批判的な論調を展開した。
なお、ディナモの日本人選手獲得戦略については、『germanijak』が昨年7月はじめに「ミハエル・ミキッチはこれまで何人かの日本人選手をディナモに推薦したが、様々な理由で実現に至らなかったと公言している。その中には、カタールW杯の日本代表メンバーも含まれている」とリポート。かつてディナモやサンフレッチェ広島でプレーしていたミハエル・ミキッチ氏からの推薦を伝えていた。
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