名古屋からコルトレイク移籍。藤井陽也が復帰もベルギー強豪関心か

　日本代表DF藤井陽也は現在、名古屋グランパスからベルギー1部KVコルトレイクへ期限付き移籍中。今月14日の2部降格プレーオフ第2戦で復帰したが、ここに来てアンデルレヒトからの関心が報じられている。

　名古屋の主力選手として活躍していた藤井は、昨年3月にA代表に初めて選出されると、今年1月1日開催の国際親善試合タイ戦でスタメン出場。AFCアジアカップ参戦こそ叶わなかったが、1月10日にコルトレイクへ買い取りオプション付きの期限付き移籍により加入。デビュー戦（1月20日の第21節スタンダール・リエージュ戦）から5試合つづけて先発も、ハムストリングの肉離れにより、およそ2か月間戦列を離れていた。

　コルトレイクは藤井とDF角田涼太朗の負傷もあり、レギュラーシーズンを16クラブ中15位で終了。下位4クラブによる2部降格プレーオフでは、2試合を終えて1分1敗。今月14日のシャルルロワSC戦では藤井が後半途中からピッチに立ったが、1-2と逆転負け。2部降格の可能性が高まっているだけに、藤井の去就も不透明とみられる。

　そんな中、ベルギーメディア『Voetbal』は14日に「ベルギー1部アンデルレヒトは、ゼノ・デバストやヤン・フェルトンゲンの代役として、藤井を獲得したいと考えている」とリポート。同クラブのイェスパー・フレドべアCEO（最高経営責任者）は、コルトレイク移籍決定直後にベルギー紙『Het Nieuwsblad』のインタビューで「藤井がコルトレイクでどのような活躍をするのか、我々は興味を持っている」と語るなど、同選手への関心継続を示唆していただけに、今季終了後のステップアップ移籍が期待される。

　アンデルレヒトはベルギー1部リーグを30回以上制した強豪であり、MF森岡亮太の古巣。今季のレギュラーシーズンを首位ユニオンSGから勝ち点7差の2位で終えると、上位6クラブによる優勝プレーオフでは3試合を終えて2勝1敗。ユニオンSGが3連敗を喫したこともあり、首位に浮上している。