2024明治安田J1リーグ第5節の10試合が3月29日~30日に開催された。今季クラブ史上初となるJ1へ臨んでいる町田ゼルビアは開幕から負けなし。直近は3連勝と波に乗るなか、今節も勝利を収め快進撃を続けている。
ここでは、そんな第5節で活躍した選手たちをベストイレブン形式でまとめていく。
GK:キム・ジンヒョン(セレッソ大阪)
今季2勝2分とまだ負けのないセレッソ大阪は、第5節でホームに湘南ベルマーレを迎えた。前半は0-0で折り返すゲーム展開となったが、後半2つのゴールを挙げて前節に続き無失点かつ複数得点での勝利を収めている(2-0)。とはいえ、危ない場面が無かったわけではない。今節のゲームにおいて、GKキム・ジンヒョンの働きは大きかった。強烈なヘディングシュートや至近距離のシュートに対し、安定したセービングを随所で披露。攻撃でも2点目の起点となるロングキックを見せるなど、多くの見せ場を作った。
DF:植田直通(鹿島アントラーズ)
第5節でジュビロ磐田との接戦を制した鹿島アントラーズ(1-0)。危ない場面もたびたび作られたが、守備陣の高い集中と強さが際立っていた。中でもキャプテンDF植田直通は、空中戦の強さやシュートに対し身体を張ってコースを消す働きで守備陣を牽引。磐田の新戦力で長身を活かしたプレーも売りのFWマテウス・ペイショットとの空中戦でも一切引けを取らない高さと強さでチームの無失点勝利に貢献した。
DF:船木翔(セレッソ大阪)
3連勝を目指すセレッソ大阪は湘南ベルマーレと対戦。2-0と無失点で連勝を伸ばすことに成功し、さらに勢いをつける結果となっている。今季ここまで全試合にスタメン出場を果たしているDF船木翔は、今節攻撃でも魅せた。高精度のフィードや縦パスでチャンスメイクにも一役買い、さらにコーナーキックからヘディングで先制点もマーク。自身にとって今季初ゴールでチームの連勝に大きく貢献した。
DF:広瀬陸斗(ヴィッセル神戸)
首位町田を追う昨季王者ヴィッセル神戸は、第5節で北海道コンサドーレ札幌と対戦。6-1と大勝で2試合ぶりの勝利を挙げた。3試合連続でスタメン出場を果たしたDF広瀬陸斗は、前よりに配置されたこともあり序盤から積極的に攻撃に絡み2点目の場面ではFW宮代大聖のゴールをワンツーでお膳立て。また、絶妙なスルーパスから決定機を演出するなど攻撃陣を活性化させる役割を果たした。
MF:橘田健人(川崎フロンターレ)
3連敗のなかで第5節を迎えた川崎フロンターレは、FC東京との多摩川クラシコに臨んだ。3-0と今季初の無失点勝利を挙げた今節、MF橘田健人の果たした役割は大きかったと言えよう。ゲームを通してセカンドボールに素早い反応と回収力を見せ、終盤には勝利を決定づける地を這うようなミドルシュートで3点目もマーク。攻守両面で大きな存在感を示した。
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