浦和レッズ所属MFサミュエル・グスタフソンは、今月17日開催の明治安田J1リーグ第4節・湘南ベルマーレ戦で同点ゴールをマーク。Jリーグの特徴について私見を述べたほか、スウェーデン代表メンバー入りへの批判に反応している。
現在29歳のグスタフソンは昨年12月、スウェーデン1部BKヘッケンFFから浦和へ完全移籍。ヘッケン在籍時、ペア・マティアス・ヘグモ監督の指導を受けていたことから、浦和でも中盤の主力選手として期待される中、今季ここまでリーグ戦全4試合スタメン出場で1ゴール1アシストをマーク。湘南戦では、後半36分に同点ゴールを叩き込み、チームに勝ち点1をもたらした。
日本におけるグスタフソンの活躍ぶりは、母国スウェーデンでも話題に。同国メディア『aftonbladet』は今月17日にグスタフソンへのインタビュー記事を公開しているが、本人はJリーグの特徴や日本の環境について以下のようなコメントを残している。
「Jリーグは本当に素晴らしいリーグだね。ここでプレーする選手たちは、高い技術力を兼ね備えている。日本人選手は小柄だけど、かなり俊敏だね。プレースピードが速いし、(リーグやJクラブには)規律があるね。日本社会については、正方形のように感じる時があるんだ。誰もがその箱の中にとどまっているね」
そんなグスタフソンは今月下旬の国際親善試合(対ポルトガル代表、アルバニア代表)に臨むスウェーデン代表に選出。しかし代表チームがEURO2024(欧州選手権)出場を逃したこともあり、一部から同選手に対する疑問の声も。SNSでは攻撃的なメッセージもあるという。
こうした批判に対して、選手本人は「そういう声が挙がるのは理解できる。周りの人たちは、所属クラブで判断しているんだ。僕は昨年までスウェーデンのヘッケンでプレーしていた。もちろん考え方は人それぞれだし、自分だって意見を持っている。これもサッカーの一部だね」と反応。
「僕は代表チームに選ばれることを当然だと感じていない。(EURO予選敗退で)監督も替わったし、新しい監督がどんなことを考えているのか、僕には分からない。代表チームでプレーすることはとても嬉しいし、モチベーションが湧いてくるよ」と、国際親善試合への意気込みも語った。
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