Jリーグ

アンストッパブルなJ1の新外国籍選手3選【2024】

マルセロ・ヒアン(横浜FC所属時) 写真:Getty Images

マルセロ・ヒアン(サガン鳥栖)

資金力の乏しさを自覚し独自路線を歩めていることが強みとなっている近年のサガン鳥栖。選手獲得の方法の1つが、下部リーグからの選手の獲得だ。FC今治から獲得したDF原田亘しかり、松本山雅から獲得したFW横山歩夢しかり、J3にまで視野を広げJ1仕様へと変貌させることに長けている。もう1つの方法として挙げられるのは、セレッソ大阪からタイのパトゥム・ユナイテッドに期限付き移籍していたDF丸橋祐介や、ジェフユナイテッド市原・千葉からJ2のモンテディオ山形に期限付き移籍していたMF堀米勇輝のように、J1での経験を持ち鳥栖の戦術と合致する選手を獲得し、再びJ1で輝かせるケースだ。

今季横浜FCから加入したFWマルセロ・ヒアンは後者に当てはまる。J1でのキャリアハイは昨シーズンの3得点と、FWとして多くはない21歳に目を付けた鳥栖。最大の武器は、持って生まれた才能というべき身体能力。188cmの長身でありながら抜群のスピードを持ち、第2節終了時点でJ1全体の10位タイとなる33.8km/hを記録している。第1節、第2節ともにスタメンに名を連ねると、第2節の北海道コンサドーレ札幌戦(4-0)では持ち前のスピードで背後を取り先制点を奪ってみせた。加入からの期間は短いが、早くもFW小野裕二が去った前線の中心となろうとしている。

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名前河合脩瑛
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