鈴木彩艶インドネシア戦スタメンに賛否「森保監督頑固」闘莉王から批判も

　日本代表GK鈴木彩艶（シント=トロイデンVV）は、今月24日開催のAFCアジアカップ・グループステージ第3節インドネシア戦でもスタメン出場。SNSでの差別被害で注目を集める中、ネット上では森保一監督のゴールキーパー起用法に対する賛否が沸き起こっている。

　鈴木は14日開催のベトナム戦でスタメン出場も、前半のうちにセットプレーから2失点。特に2失点目はヘディングシュートに対する処理が甘かった点で批判の対象となっていた。

　くわえて19日に行われたイラク戦では、前半キックオフ直後から主導権を握られる中、5分に自陣右サイドからゴール前に上がったクロスをパンチング。しかしセカンドボールがFWアイマン・フサインの正面に行くと、フサインにヘディングシュートで押し込まれて、先制点を献上。前半アディショナルタイムにもフサインにゴールネットを揺らされるなど、結果を残せなかった。

　2試合つづけてミスが目立ったが鈴木だが、森保監督はインドネシア戦でも同選手をスタメンに抜てき。X（旧ツイッター）上では「ザイオン頑張れ！応援している！」「鈴木彩艶、今日は頼んだぞ」「ベトナム・イラク戦を取り返すくらいの活躍してほしい」などと、同選手を後押しするコメントが数多く見られる。

　ただ一方で「なんで鈴木彩艶またスタメンなの？」「彩艶なんか使うなよ！」などと、鈴木のスタメン起用に対する批判も。「何がなんでも鈴木彩艶に経験値を積ませたいんやね」「鈴木彩艶育成大会」「森保監督頑固だな」と、森保監督の狙いを分析するファン・サポーターもいる。

　なお日本代表OBの田中マルクス闘莉王氏はイラク戦後、自身のYouTubeチャンネルを更新。鈴木のプレーについて「ボールがセンタリング（クロス）から流れてきたら、真ん中に弾くのではなく、ボールを流すように後ろに弾かないといけない。あのセンタリングは2回くらい見たけど、キャッチできなかったのかな。キャッチできないなら後ろに流さないといけない。基本の基本」と厳しい言葉を並べた上で、インドネシア戦でGK交代の可能性を予想していた。