マンチェスター・ユナイテッドが、アル・イテハドに所属する元フランス代表FWカリム・ベンゼマ(36)の獲得に興味を示しているようだ。イギリス『マンチェスター・イブニング・ニュース』が伝えた。
2009年夏にレアル・マドリード入りしたベンゼマは2019年夏にポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが旅立って以降、主砲としての地位を確立。2022年にはバロンドールを獲得するなどUEFAチャンピオンズリーグ(CL)3連覇を含む数多くのタイトル獲得に貢献し、公式戦通算648試合に出場してクラブ歴代2位となる354ゴールを記録した。
そんなベンゼマは破格の年俸で昨夏にアル・イテハドへ移籍すると、ここまでリーグ戦15試合で9ゴール5アシストを記録。だが、クラブは7位と中位に位置していることからベンゼマへの風当たりは強まっており、マルセロ・ガジャルド監督の正式な許可を得ず、練習を欠席したことからドバイキャンプにも参加しない予定だという。
そのなかで、得点力不足に悩んでいるユナイテッドがベンゼマの獲得に興味を示しているというが、アル・イテハドは2026年夏まで契約を残しているスター選手の放出を望んでいないとのこと。また、エリック・テン・ハグ監督は「そういった選択は常に考慮しないといけない」とレンタルでの補強の可能性を示唆しているようだ。
なお、イングランド代表MFジェイドン・サンチョとオランダ代表MFドニー・ファン・デ・ベークを放出したユナイテッドは、ファイナンシャルフェアプレー違反を避けるために高額年俸の選手の補強を見送る方針を見せており、ベンゼマ獲得の可能性は低いようだ。
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