サンフレッチェ広島は今月6日までにFWナッシム・ベン・カリファ、FWピエロス・ソティリウ、FWドウグラス・ヴィエイラ、MFマルコス・ジュニオール、MFエゼキエウと外国籍選手5名全員と契約更新した。そんな中、ブラジル1部グレミオ所属FWアルデミール・フェレイラの獲得に失敗していた可能性が、ブラジル国内で報じられている。
現在26歳のフェレイラは、左サイドを主戦場とする右利きのウインガー。2020年にグレミオのトップチームへ昇格すると、1年目からブラジル1部リーグで22試合出場と頭角を現していた。また2022年8月からハムストリングの負傷により長期離脱を余儀なくされたが、2023年7月の復帰以降はリーグ戦ほぼ全試合でプレー。4ゴール3アシストをマークも、スタメン出場わずか6試合にとどまりシーズンを終えた。
そんなフェレイラの去就を巡っては、昨年11月時点でJリーグ移籍の可能性が報じられていた。ブラジルの移籍市場に詳しいホルヘ・二コラ記者は「日本とサウジアラビアのクラブが、フェレイラの獲得オファーを提示。グレミオは2024年12月まで契約を残すフェレイラを放出する」とリポート。年俸は840万レアル(約2億6000万円)であり、チーム内屈指の高給取りとみられていたほか、海外移籍が濃厚と報じられていた。
しかしブラジルメディア『UOL』は今月6日に「フェレイラはブラジル1部サンパウロと4年契約を結んだ。サンパウロはグレミオに対して800万レアル(約2億4000万円)を支払う」とリポート。
またグレミオの情報に精通しているフェルナンド・モウラ氏は「広島はフェレイラの状況を確認するためにグレミオにコンタクトをとった。しかしグレミオとサンパウロの交渉がかなり進んでいたため、広島との交渉は進展しなかった」と伝えている。
2023シーズンのJ1リーグを3位で終え、ミヒャエル・スキッベ監督の続投も正式決定した広島。2024シーズンの新スタジアム開業で注目を集まっているが、果たして外国籍選手の編成がチームの戦いにどのような影響を与えるのだろうか。
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