英2部チャンピンシップの第25節が日本時間12月30日に行われ、MF坂元達裕が所属するコベントリー・シティはホームでスウォンジー・シティと対戦した。坂元は[4-2-3-1]フォーメーションの右サイドハーフで先発フル出場し、6試合連続でのスタメン起用となった。
勝ち点32で13位に位置し、2023年最終戦で勝ち点3を積み上げてプレーオフ圏(6位)にまで順位を近づけたいコベントリーだったが、試合は開始7分にアウェイのスウォンジーが先制。しかし10分にアメリカ代表FWハジ・ライトがドリブルで持ち込んだシュートをゴール右隅に決めて1-1の同点とする。
後半に入ると坂元が右サイドから相手ゴールに迫り、65分にゴール前のハジにクロスを供給して逆転弾をアシスト。コベントリーは2-1とリードを広げゲームを支配するも、試合終了間際のアディショナルタイムにスウォンジーに与えたフリーキックを直接決められてしまい2-2に。試合はそのまま終了し、コベントリーは勝利を逃し引き分けに終わった。
坂元は直近6試合で3得点を決めるなど好調なパフォーマンスを見せ、今節も右サイドから好機を演出し枠内にもシュートを数本放つなど積極的にゴールを狙った。他の主力選手はローテーションで先発を外される中、今月23日(現地時間)から中2日で行われた3連戦では全試合フル出場するなど指揮官の信頼を勝ち取ったようだ。
移籍当初はイングランドの強度や守備スタイルに適応するのに苦しんでいた坂元だったが、12月から右サイドでレギュラーを確保すると絶対的な存在になった。今節でも強度の高い守備力で相手のカウンターを潰すなど“潰し役”としてもプレーの幅を広げている。
コベントリーは今第25節の結果、13位を維持。プレーオフ圏の6位までは勝ち点3差となっており、2023/24シーズンの半分を消化した時点でチームはプレミアリーグ昇格に大きな望みを繋いでいる。
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