ラ・リーガ レアル・マドリード

守備強化目指すレアル、下部組織出身のラツィオDFのレンタルを希望?

マリオ・ヒラ 写真:Getty Images

 レアル・マドリードが、ラツィオに所属するスペイン人DFマリオ・ヒラ(23)の獲得に興味を持っているようだ。スペイン『カデナ・セル』が伝えた。

 今季開幕戦で守備の要であったブラジル代表DFエデル・ミリトンがヒザの大怪我を負ったマドリード。その状況下でもドイツ代表DFアントニオ・リュディガーを中心にラ・リーガでは最少失点と堅守を築いてきたが、17日に行われたラ・リーガ第17節のビジャレアル戦でオーストリア代表DFダビド・アラバが左ヒザ前十字靭帯の断裂で今季終了となった。

 そのため、リュディガーとスペイン代表DFナチョ・フェルナンデス、中盤が本職のフランス代表MFオーレリアン・チュアメニがセンターバックでプレーしていくと予想されているマドリードは、守備の強化に動く可能性が取り沙汰されており、マンチェスター・ユナイテッドの元フランス代表DFラファエル・バランなど複数選手の名前が浮上している。

 そのなかで、マドリードは下部組織出身のヒラに注目しており、技術面でのクオリティーや現在のコンディションなどをクラブ上層部は評価しているという。マドリードはヨーロッパ人のDFを探しており、買取オプションが付随したレンタルで獲得したいと考えているようだ。

 2018年にマドリードのカンテラに加わったヒラは2022年4月にトップチームデビュー。昨夏にラツィオへと活躍の場を移すと、今季は序盤戦こそベンチを温める日々が続いたが、攻守両面におけるバランスの良さを武器に今季は11月25日のサレルニターナ戦以降は5試合連続でフル出場している。