アジアカップ 日本代表

細谷真大VS古橋亨梧?拮抗する新戦力と既存戦力の日本代表選手比較4選

森下龍矢(左)橋岡大樹(右)写真:Getty Images

サイドバック 

森下龍矢(名古屋グランパス)vs橋岡大樹(シント=トロイデンVV)

12月22日に、名古屋グランパスからレギア・ワルシャワ(ポーランド)への期限付き移籍が発表されたDF森下龍矢は「海外挑戦が夢だった」とクラブ公式サイトで話しており、並々ならぬ決意で元日の舞台に臨む。

上下運動を繰り返し行うことのできる走力と持ち前のスピードでサイドを駆け抜ける森下は、両サイドバックと中盤でプレーのできるポリバレント性(複数の役割、ポジションを担える)が評価されており、連戦が続く舞台では貴重な存在だ。今年6月15日のエルサルバドル戦(6-0)で左サイドバックとしてA代表デビューしたもののその後の出場はなく、アジア杯に向け今回をアピールの場にしたいところ。

そんな森下と同じくサイドバックを主戦場としているのがDF橋岡大樹だ。所属クラブであるシント=トロイデンでは、182cmという恵まれた体格と豊富な運動量でフィジカルの強い外国人選手たちを相手に右サイドバックの主力として活躍。ここ数年はクロスによるチャンスメイクも増え、さらなるステップアップも噂されている。

また、代表では10月17日開催のチュニジア戦(2-0)においてリードした展開のなか82分に投入されると、クローザーとしての役割を全うしチームの無失点に貢献した。また、この試合で縦関係を組んでいた同サイドバックのDF菅原由勢(AZアルクマール)は、現代表における右サイドバックのファーストチョイスであり、橋岡が菅原との共存を示すことができれば森保監督を悩ませる存在になるはずだ。


前川黛也(左)シュミット・ダニエル(右)写真:Getty Images

ゴールキーパー 

前川黛也(ヴィッセル神戸)vsシュミット・ダニエル(シント=トロイデンVV)

たった1人しかピッチに立つことのできないポジション、ゴールキーパー。GK大迫敬介(サンフレッチェ広島)が右手骨折によりアジア杯欠場が決定的となった今、そのポジションをめぐる競争は加熱している。11月16日のアジア2次予選ミャンマー戦でA代表デビューを果たしたGK前川黛也と、元日のタイ戦では招集外となったGKシュミット・ダニエル。このベテラン2人も当然その競争に加わっている。

今2023シーズンの前川は、ヴィッセル神戸の守護神としてリーグ戦全試合出場し優勝に貢献。父親で元日本代表GKでもある前川和也氏に匹敵するほどのすばらしいゴールキーパーへと成長してみせた。また、メディアで目にする姿はムードメーカーそのもので、前川の存在がスター集団神戸の団結力をさらに高めたと言っても過言ではない。そうしたピッチ内外での働きは、重圧のかかる代表活動においても重宝されるはず。元日に活躍することができれば、一気にアジア杯スタメンの座もあり得るだろう。

一方のGKシュミットは、なかなか出場機会に恵まれずにいる。足元の技術とビルドアップ能力に定評があるものの、所属クラブのシント=トロイデンでは8月20日に行われた第4節のヘント戦(2-2)までスタメン出場するもその後のリーグ戦出場はなく、正GKの座を今回代表に召集されたGK鈴木彩艶に奪われてしまった。シュミットは森保監督の初陣であった2018年のコスタリカ戦(3-0)から招集され、2019年のアジア杯も経験している。前回大会の雪辱を果たすためにも、一刻も早いクラブでの継続的な出場機会が求められる。


アジア杯まで時間はない

1月12日にカタールで開幕するアジア杯まで残り時間のない日本代表。そのわずかな時間でもすばらしいパフォーマンスを発揮することができれば、ここで紹介した8選手はいずれもメンバー入りの可能性が考えられる。悲願の王者奪還へ向け隙のないメンバー構成が期待されるが、まずは元日のタイ戦でアピールと勝利が必要不可欠だ。

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名前:浅野 凜太郎

趣味:サッカー観戦、旅行、音楽鑑賞、撮影
好きなチーム:マンチェスター・ユナイテッド
ワールドカップに行くことが夢です。よろしくお願いいたします。

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